帚木蓬生
時代小説(古代)

土地の訛りのある言葉が、吐息とともに国人の耳にはいった。

「訛りからして西の方から来ているな」

答えた国人の訛りに気づいたのだろう。日狭女はどちらの国から来たのか訊いた。

国人がすべて理解できる土地訛りで話してくれた。


トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS