張明澄
――中国を正しく理解するために
久保書店 ジアス・ブックス
1994.8.10(カバー袖)
isbn:4765910660:detail:small
序言
ふまじめな執筆
中国を国中と解釈する変な訳し方
良心のかけらすら見えぬ序言の嘘
論語さえまともに訳せない漢学者
謎あて式の愚訳
井戸をベッドとするまちがいぶり
唐代にもはびこっていた九段の妻
字のよせ集めだけで訳す文法無視
カビくさい研究
乾の初爻から疑うべき易経の解釈
なぜあの女と結婚していけないか
若い燕をかこっても咎なしと言う
根本的な大誤解
中国語と漢文を切りはなす不見識
英語とラテン語の関係とはちがう
根本観念から改めるべき漢文教育
汲みとれぬ音感
原音理解不明ゆえのくぎりちがい
意境に強くて音感には非常に弱い
中国語の発音から始めるべき勉強
むずかしい熟語
読んで字のごとしではない習慣語
舞で安楽山の賊軍を形容した珍訳
とくに多い白話文小説の熟語珍訳
つきまとう和臭
日本人にだけ読めるふしぎな漢文
許してはならない和臭を含む習慣
会話から文学までみんな直接法で
随筆 漢文と日本文
書評の評あれこれ
辞典に出ない言葉
紅楼夢と唐詩の話
人泣かせの日本語
『新唐詩選』
前野直彬『漢文入門』