#author("2021-10-07T16:28:28+09:00","default:kuzan","kuzan") 野上弥生子 isbn:4-10-104404-X 「九州の田舎ことば」 >> 島津よしえのおちついた声は[[盛岡なまり]]でどこか口下手にきこえさせるのに、こんな場合がそれがいっそ親しい説得力をもった。 << 「門番ぐらいしか勤まらない東北弁の連れ合い」 「秋田弁英語」 「東京ことばさえようやっと」 「典型的な山の手ことば」 「よしえがわずかに鼻にかかる東北訛りで、かえって彼女らしい誠実さを感じさせるいつもの調子」 「どうにか身についた東京弁もまた[[郷里言葉]]に還元され、ことに甘えたり、小憎らしくたてを突いたりの場合ほどまるだしになる。」 「田舎ことばの囀り」 「東京ことばを上手に身につけた」 「おばあさん連のかけ構いない方言のまくしたてには、隠さず眉をひそめたものである。」 「一の暮(註・夕暮れ。大分地方の方言)」