#author("2020-08-18T11:25:02+09:00","default:kuzan","kuzan") [[鮎川哲也]] 推理小説 方言に関する記述あり。 https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000998339-00 (1959年) // //9 前こごみ //17 姓名判断 //25 やっとるです //38 しゃべる言葉は標準語だけれど、アクセントはひどい関西ふうのものだった。 //51 旧ダイヤのころの終車 //65 生フィルムかな 現像ずみだよ //125 色が白くて可愛らしい顔立をしているが、言葉にかすかな東北なまりがあった。 //134 きみ、湯とうが空だぜ //151 話すことをやめて、だまってタバコをふかすことにした //157 相手を非難するいろもなかった。 //184 チャッカ船 //210 仙台高等裁判所 大きな地震があったら //211 「仙台人といえば標準語が上手ですな。車の運転手もそうだったけど、ここのウェイトレスだって東北なまりはほとんどないです」 // 「背のびしてつかっているんですわ。標準語を喋っているつもりで、チャバレーの女中なんて言うんです」 // それがキャバレーの女給であることに気づくまで、ちょっと時間がかかった。 // 「鹿児島のひとが蛮からぶってわざと鹿児島弁をつかったり、大阪のひとが対抗意識から標準語をつかうまいとするのとちがって、東北のひとたちは、ずうずう弁にとても劣等感をもっていますの。むりに標準語らしいもので話そうとするから、ぎこちない言葉になったり、馬鹿ていねいになったりするんです」 // 「すなおじゃないですか。私はどっちかというと東北人気質のほうが好きですね」 // と、鬼貫はまんざら外交辞令でなく言った。あの耳ざわりな、みにくい発音がいいというのではなしに、どうしようもない彼等の言葉と、それを恥じてかくそうとする彼等の劣等意識に、同情しないわけにいかなかったのである。 // //235 軍の鼻息あたるべからざるものがあった //216 やらずぶったくりという言葉 //271 あれは森の石松ですよ //119 個人的興味