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[[鮎川哲也]]
推理小説
時代は昭和41年2月


九州方言会話あり

角川文庫(昭和51、解説:南俊子)による

「大阪訛り」
「東京弁」
「関西弁」
「大阪弁」
「東北弁」
「むきだしの九州弁」
「東京弁」
「標準語にコンプレックス」
「鹿児島弁」
//6 いくらか鼻にかかった口調
//8 濃みどり
//23 ハンカチタクシー
p.28 江島さんは[[大阪訛り]]があるんだが、長谷さんは[[東京弁]]ですよ」
  「それじゃ長谷さんだ」
 丹那は断定するようにいった。犯人が[[関西弁]]で喋っていたなら、「蔓バラ」の従業員なりハンカチタクシーの運転手がそう述べたに違いなかった。
p.29 われわれの探しているのは[[大阪弁]]の江島さんのほうかもしれない。
//42 甘露醤油というのは中国一帯でみかける濃厚などろりとしたものである。それでいて、関西の薄口醤油に比べるとはるかに甘口で旨い。佐々も、刺身はこれに限ると思っていた。
//47 個人主義
//48 ひと頃はやった言葉でいえば、トランジスター・グラマーというやつ
//56 わかやいだ
//58 珍という字はヨシと読みます
p.78 肥えていたとか[[東北弁]]をつかっていたとか、その程度のことでも覚えていてくれると助かるんですが……
p.82 彼の言葉はむきだしの[[九州弁]]だから、いっそうはきはきした印象をうけるのだった。
//84 どぎゃん
//89 品ぶれ
//95 カンファタブルな
//100 粉末茶
p.113-4 「声に特徴はなかったですか。吃るくせがあったとかいうふうな……」
 細君はゆっくりと首をふった。
「でも、土地の人ではなかったですわ。言葉が違います」
「どんな言葉……?」
「[[東京弁]]ですよ」
 [[標準語]]にコンプレックスを持っているとでもいうのか、その細君は赤い唇を曲げて吐きだすように答えた。
p.140  「九州では南瓜のことをボーブラというそうですな」
 世間話でもするような調子で彼は訊いた。
  「はあ」
  「東京では唐茄子といったものです。うらなりの唐茄子といった具合にね。しかし近頃では南瓜といわないと通じませんよ。東京の言葉も変りました。
//143 ひくりと
//149 そげんなことは
p.151 わたしは[[鹿児島弁]]はよく判っとです。戦争中は兵隊で鹿屋におったですけんの。
p.154 満州にいた頃は[[標準語]]で喋っていましたが、このあいだ会ったときにはすっかり[[鹿児島弁]]にもどっていました。
//167 養老院だなんてセンスのないことおっしゃるわね。近頃は老人ホームというのよ
//211 考えあぐんで
//215 ルンゼ
//237 「どうもね、わたしは通ぶったやつが嫌いでしてね。なにも生姜のことをガリといわなくったっていい。イカの足はイカの足といえばいいじゃないですか。ゲソをくれなんていう必要はないんです」[…]  「コハダのことをヒカリモノといいやがる」
//239 頭の構造がすこぶる単純だったんだな。ラジオでいえば二球受信器といったところだろう



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