#author("2020-08-18T11:24:01+09:00","default:kuzan","kuzan")
鮎川哲也
#author("2021-10-02T21:39:13+09:00","default:kuzan","kuzan")
[[鮎川哲也]]
推理小説


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「言葉はどうでした? なまりはなかったですか、九州弁とか関西弁とか……」
「標準語でした。ラジオのアナウンサーのように、歯切れのいい言葉づかいでした」
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>「言葉はどうでした? なまりはなかったですか、[[九州弁]]とか[[関西弁]]とか……」
「[[標準語]]でした。ラジオのアナウンサーのように、歯切れのいい言葉づかいでした」
「声はどうでした? テノールとかバリトンとか……」
「さあ……、まあ普通ですな」

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九州弁と関西弁をまじえて語るのである。
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若松弁
博多弁
アクセントのつよい高松弁
>九州弁と関西弁をまじえて語るのである。


「はんごうするというのは、都合をつけるという[[若松弁]]です」

[[博多弁]]でがなりたてて

 刑事がよこからアクセントのつよい[[高松弁]]でたしなめると、

 この辺りでは、 「ばってん」を「ばって」と発音するのである。

力行とタ行のかたい発音

>いや、変ったのは食べ物だけじゃありません。早い話が、言葉だってそうです。東京人にも正確な標準語をしゃべれる人は少いですよ。ラジオのアナウンサーの話をきいてごらんなさい。町長夫人というから何かと思うと、これが蝶々夫人のことです。アクセントの区別さえ、あやしくなってきています。こうした遷《うつ》り変りを考えていますとふっとさびしくなって、ひとり取残されたよう気持がするのですよ」


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