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[[山口謠司]]

新潮新書
2016


はじめに
第一章 漢字通 不滅の日本語 
 漢字のなぞ 
 信号は「青」か「緑」か 
 なぜ、太平洋は「太」、大西洋は「大」なのか 
 夕立の「立」とは 
 大長編でも、なぜ「小説」と呼ぶのか
 「勉強」と「読書」の意外なルーツ 
 漢字はいつ日本に来たのか 
 漢字はどのように伝わったのか 
 漢字をいくつ覚えればよいのか 
 「国字」とはなにか 
 魚偏のヒミツ 
 古代の言葉「真名と仮名」 
 「万葉仮名」はどう使われたか 
 「八」が好まれ、「四」が嫌われるワケ 
 キラキラネームを考える
 漢字を廃止しようとした偉人たち 
 「漢字よりローマ字を」と主張したGHQ
 当用漢字から常用漢字へ
第二章 発音通 声に出したい日本語 
 擬音語・擬態語がいっぱい 
 三本足のガラスの鳴き声は? 
 牛の声は「モーモー」か「ムー」か 
 鹿は哀しい声で鳴く 
 犬の遠吠えはどう聞こえるのか
 「藤原不比等」はどう発音されたか 
 「母」は「パパ」と呼ばれていた 
 ラヂオか、ラジオか 
 蝶々は「てふてふ」 
 長音が発音を変えた 
 ヤ行はなぜ「ヤーユーヨ」だけなのか 
 ルイ・ヴィトンと書けなかった森鴎外 
 濁音は下品さを生む 
 促音は表現の武器 
 撥音の奥深さ 
 「私」はどう読まれてきたか 
 日本は「ニホン」か「ニッポン」か 
 呉音と漢音が発音のヒント
 〈ひらがな〉と〈カタカナ〉の誕生前夜 
 「つ」「ツ」のもとは「川」 
 日本語史上最大の事件
第三章 文法通 美しい日本語が話せる秘訣 
 古典文法と発音のコツ 
 言葉はリズムである 
 主語はいらないのか 
 「な~そ」は優しさの表れ 
 宣教師が見た戦国時代の「敬語」 
 「を」は「叫び」の感動詞 
 「や」を上手に使う 
 「が」と「で」に注意せよ 
 もうひとつの「で」 
 時制をどう表すのか 
 「たり」と「けり」の使い分け 
 「た」が登場したとき 
 「過去」が「仮定」に変わるとき 
 川端康成の「ら抜き言葉」
第四章 日本語史通 輸出された日本語と「通訳・翻訳」秘話
 「チーズ」寺と「チーズ」天皇 
 なぜ「ういろう」になったのか
 「カステラ」秘史 
 「千人の女の子」というお菓子 
 海を越えた美味しい言葉 
 古代の「大学」とは 
 「旬試・歳試・挙送試・貢挙」という試験 
 中国語の先生は誰か 
 東アジアのリンガフランカ 
 ザビエルと通訳ヤジロウ 
 キリシタン版で輸出された日本語 
 信長・秀吉は何語で会話したのか 
 ポルトガル語からオランダ語ヘ 
 オランダ通詞は世襲だった 
 オランダ語の習得法とは
 「ルビ」の語源は宝石「ルビー」 
 当時の「唐通事」秘話 
 長崎こそ活躍の舞台 
 外国語になった日本語 
 それでも発音は難しい
第五章 日本語通 日本語と格闘してきた人々 
 太安万侶-最古のライター 
 空海-「ん」を創った男 
 菅原道真-ひらがなを広めた文章博士 
 円仁・円珍・安然-日本語の発音を築いた留学僧侶たち 
 紫式部-平安時代の会話を記した作家 
 明覚-五十音図を創った男 
 藤原定家-仮名遣いを広めた歌人 
 平安から鎌倉時代の法相宗学僧たち 
 ジョアン・ツズ・ロドリゲスー秀吉・家康に仕えた通訳・辞典編纂者
 大黒屋光太夫ー日ロの架け橋になった漂流民 
 本居宣長-『古事記』を究めた稀代の学者 
 バジル・ホール・チェンバレンー外国語通でアイヌ語の研究者 
 上田万年ー「国語」を作り、広めた大家 
 橋本進吉-日本語のなぞを明かした言語学者
おわりに
主要参考文献



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