#author("2020-04-19T11:46:33+09:00","default:kuzan","kuzan")
[[三浦つとむ]]
――レーニン批判の時代
1983年6月3日 第1版第1刷発行

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序論 レーニンのへーゲル的偏向とその影響
レーニン真理論の批判
 真理論におけるレーニンの誤り
      ――新版『哲学教程』の書評にかえて――
 レーニンから疑え
  第1部
  革命家と政治家の裂目
  レーニンから疑え
   1ソ連マルクス主義の中国のマルクス主義への浸透
   2レーニンのフォイエルバッハへの後退
   3エンゲルスの真理論のレーニンによる修正
   4レーニンの矛盾論の持つ欠陥
   5毛沢東矛盾論はさらに後退する
   6矛盾論の誤謬は粛清の論理を生む
   7非敵対的矛盾の無理解と国家論の修正
   8社会主義的賃金論はふみにじられている
  レーニンをどう学ぶか
  矛盾論争はなぜ行きづまったか
   1矛盾論が実践上の課題となる
   2非敵対的矛盾は永遠に存在する――ステパニヤソ
   3「調和性」の力も原動力だ――ロージソ=トゥガリノフ
   4原則論者たち――ステファーノフおよび毛沢東
   5非敵対的矛盾とその「克服」とを同一視――ソボレフ
   6矛盾論争はかくして自然消滅した
   7社会主義社会の基本矛盾は何か
  第2部
  『反デューリング論』をめぐって
  マルクス主義における「交通」概念
  唯物史観と意志論
   ――観念的な原動力と、原動力の原動力をめぐって、あわせて、柴田高好氏へ――
  四つの書評
   エリック・ホッファー『大衆』
   大熊信行『家庭論』
   柴田高好『マルクス主義政治学序説』
   <del datetime="2012-08-10T11:12:01+09:00">本田秋五</del>本多秋五『転向文学論』
  第3部
  弁証法とは何か
   1エンゲルスの二種類の規定
   2弁証法的な性質と弁証法とは異る
   3ミーチンー=唯研的偏向
   4俗流反映論から観念論へ
   5デューリングとミーチン=唯研との一致
   6レーニンの誤謬――論理学、弁証法、認識論の同一視
   7山田宗睦のミーチン批判の弱点
レーニン国家論の批判
 マルクス主義の基礎
  序論
  第一部   弁証法的唯物論と史的唯物論
  第一章 唯物弁証法の発見者ヨゼフ・ディーツゲンをめぐって
   1「驚異に値する思想」を持った「労働者哲学者」
   2いまの哲学者は真理と誤謬を統一においてとりあげない
   3いかなることに対しても「なぜか?」と質問すぺきである――スターリンの土台根絶論はどうしてうまれたか
   4自ら進んで対象ととりくまねばならぬ
   5マルクスは「二分論」スターリンは「三分論」
  第二章 マルクス主義における「生産」の概念
   1マルクス主義の「生産」は財貨をつくりだすことに限られない
   2生産過程は「流れと社会的範囲とにおいて」見なければならない
   3河上肇博士のあやまりとスターリンのあやまりとの一致
   4櫛田民蔵氏は河上肇博士を批判する
   5スターリンと「生産力論」
   6エンゲルスの家族観はあやまりであったか
  第三章 毛沢東の『矛盾論』におけるあやまりはどうしてうまれたか
   1『矛盾論』への疑問
   2ソヴェト哲学者のレーニンに対する個人崇拝とその影響
   3対立物の同一性と差異性に対する同一性との混同
   4弁証法における相互浸透とそうでない相互浸透との区別
   5ヘーゲルの否定の否定に対するマルクスの評価
  第二部 マルクス主義国家論
  第一章 国家論の二つの曲り角
     ――レーニンのエンゲルス誤読とスターリンの機能主義
   1スターリン言語学の論理的な欠陥の一つとしての機能主義
   2マルクス主義の国家論ならびにレーニンのエンゲルス誤読
   3プロレタリアートの独裁についてのスターリンの機能主義的解釈ならびに日本その他の諸国への影響
   4プロレタリアートの独裁と労働組合の役割
  第二章 中国における国家論の前進と限界
   1中国はプロレタリアートの独裁である
   2労農民主独裁とは何か
   3毛沢東のふりわけ独裁論はどうしてうまれたか
  附録 事件の典型としての把握
   ――ミス・マーブルに学ぶもの
  マルクス主義国家論に関する手紙
   ――『現状分析』編集委員会へー
  続・国家論に関する手紙
  丸山政治学の論理的性格
    ――個人意思・階級意思・国家意思の区別と連関――
   国家論への関心
   平和委員会への参加
  討論し合おう
   ――現代思想研究会に参加した理由――
  共産党構革派の党組織論は正しいか
  「党員協議会」の解党主義的傾向
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