#author("2020-05-02T00:02:59+09:00","default:kuzan","kuzan") 波多野宗喜・市場直次郎 大分方言 (大分市・大分郡・別府市・速見郡・東国東郡・西国東郡・北海部郡・南海部郡・大野郡・直入郡) *1 [#n29483a1] >> 第一 天文 第二 地理 第三 動物 第四 植物 第五 人倫 父/母/祖父/祖母/曾祖父/曾祖母/孫/曾孫/玄孫/伯叔父/伯叔母/兄/姉/嫡子/末子/主人/主婦/息子/娘/夫婦/後妻//本家/分家/親類/地主/小作人/神主/僧侶/桶屋/丁稚/行商人/乞食/盗人/馬鹿/怠惰者/憶病者/意氣地無/朝寝坊/寒がり坊/饒舌家/お世辭者/お轉婆/吝嗇家/道樂者/醉漢 第六 肢體 頭/旋毛/突額/頬/眉毛/眼球/目脂/眇/隻眼/耳朶/鼻翼/顎/唇/齒莖/啖/唾/咳/咳をする/嚔/吃逆/嘔吐/頚窩/肋骨/鳩尾/腹/腹が痛む/肘/親指/人指指/中指/薬指/小指/左利/腿/臀/膝頭/脛(前)(後)/踵/跋/垢/雲脂/小便/黒子/痣/痘痕/火傷/吃/唖/癲癇 第七 衣食住 第八 器物 第九 人事、年中行事 産婆/出産祝/産衣/襁褓/おしゃぶり/紙鳶/獨樂/お手玉/竹馬/飯事/片足飛/石拳/鬼事/肩車/人形/媒酌人/結納/婚禮/里帰/葬禮/骨拾/遺品分/一周忌/田植/田植祝/虫送/名月/亥子 第十 雜 祭前夜/祭翌日/山車/會飯《だしあひ》/内證金/夜業/絶交/仲間外れ/共有/避病院/稲積/収穫/苗代田/石段/木の切株/塵芥/米の磨汁//一升/五合/二合半/二分の一/三分の一/數へ言葉(物を二つ宛十まで数える語・物を二つ宛二十まで数える語・物を二つ宛三十まで数える語)/挨拶言葉(朝の挨拶・晩の挨拶・天気の挨拶) 第十一 代名詞 私/私達/私の家/あなた/貴方方/この人/あの人/あの/この/こちら/あちら/あの邊/その樣、然樣 << *2 [#ge48d883] >> 第十二 動詞 飽く/驚く/抱く/家を留守に出歩く/掃く/暴言を吐く/泣く/怒る/叫ぶ/呷る/嗅ぐ/負ふ/弄ぶ/羞む/乾く/乾す/むづかる/縛る/子供をからかふ/膿を出す/騙す/濡る/擽る/品をつくる/削る/羨む/引く/吃る/睨む/抓る/食物が腐る/言ひつのる/苦情を言ふ/不愉快である/人のものをせがむ/尖る/曲る/落ちる/轉げ落ちる/倒れる/戯れる/投げる/捨てる/穴を開ける/暖める/尋ねる/阿る/打擲する/破壊する/嘲弄する/狼狽する/化膿する/増す/火に投ずる/柿の渋を無くする/皮膚に痛さを感じる/物の下敷をする/鵜呑みする/其儘にする/虐待する/蜻蛉返りをする/遊んでばかりゐる・惰ける/煽動する/水に浸して柔かにする/便をする/落第する/下痢する/天気が恢復する/加勢する/長座する/はき/\せぬ/病む、病気をする/沸騰する/努力する/堪へきれない 第十三 形容詞 眩しい/身長が低い/執念深い/穢い/珍しい/淋しい/五月蠅い/擽ったい/蒸し暑い/締りがない 第十四 副詞・形容動詞 間もなく。やがて/常に/漸く/丸で。全く/悉く。皆/大膽な/生意気な/下品な。粗末な/可愛相な/殘酷な/大層。沢山/到底/既に。最早や/疾く。早く/順次に/先程/わざ/\/無理やり/突然に/案外/何故に/最初に/強く/敏捷な/温順な。おとなしい 第十五 助詞 が/のが/の/に/のに/を/のを/と/へ/に/より/から/まで/で/ので/も/のも/こそ/さへ/ばかり/だけ/きり/ほど/しか/くらゐ/は/ば/て/で/ても/でも/たって/だって/ものの/なら/して/とも/やら/のやら/だの/のか/な 禁止/ながら/ね/な 詠嘆/つつ 第十六 接續詞 けれども/だから/それから/それなら/それとも 第十七 接頭語・接尾語 第十八 感歎詞 << *3 [#s074888e] >> 第十九 語法 >> お前達は、六時前に、起きなければ、いけないよ。 旅行は、延びるか、延びないか、まだ。わかりません。 売ってゐないのなら、借りるよりほか、しかたがあるまい。 あいつは、仕事に、飽きると、すぐ、遊びに出る。 死ぬ人も、あるし、生れる者も、あるのだ。 兄は、病気で、寝てゐるが、弟は、元気で、鞠を、蹴ってゐる。 外出しないで、今日は、勉強せねばならん。 酒を飲んだり、歌を、歌ったりして、半日、遊んで、しまった。 私が、落とした本は、たしかに、拾った人が、あると思ふ。 便りが、来なくても、案じないで、待っておいで。 よく御覧、これと、それと、どっちが、古いて? (ママ) お医者様に、早く、見てもらふ方が、いいでせう。 畑に、花が咲いた。黄色なのは、菜の花で、白いのは、大根だ。 下の、狭い座敷に、雨が、漏ってる。 むづかしい本でも、假名を、つけたなら、おれにも読める。 こんな、うるさい所では、何一つ、考へられない。 去年に、行かれなかったけれど、今年こそは、是非、行くつもりだ。 わたしたちは、妙な事に、母に、叱られるのが、一番、恐しかった。 君は、ずゐぶん、ひどく、虫に、くはれたね。蚊が食ったのさ。 あなたも、奥さんに寝られて、さぞ、お困りなすったでしょう。 誰かに、風呂に、水を、入れさせろ。下女に、火を、たかせる。 何かと、思って、下女に、見せたら、大きな、犬だった。 あれを、ここへ、来させることは、いけない。 花(人名)や、豆は、もっと、よくお煮よ。堅くて、石のやうだ。 一寸来い、此處を見ろ、このいたづらは、きさまだらう。 墨でお書きなさい。筆は、どこです。 これを、十錢ほど、買って下さい。 おい、本を、どれか、とって呉れ。 29お前はもう、あんな事を、するな。決して、そんな事は、致しますまい。 52まであり 用言活用表 動詞 形容動詞 形容詞 助動詞 << 第二十 語彙補遺 >> (イ) 天文 (ロ) 地理 (ハ) 動物 (ニ) 植物 (ホ) 人倫・肢體 >> 木挽 石女 泣虫 意地悪者 癩病 聾 斜視 泣き出さうとする顔 顖門 瞬 瞳孔 瘤 空手 寝返り 帯の緩んで着物の前の揃はぬ様 女の髪の乱れてゐること << (ヘ) 衣食住 (ト) 器物 (チ) 人事・年中行事 (リ) 雜 << <<