#author("2021-06-15T12:07:01+09:00","default:kuzan","kuzan") >http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/s4/kokusyo_se019.html> せいてうへん 聲調編 寫本二巻 [[關藤政方]]《マサミチ》 我が音韻學に關する考論にて、發音の根元、音韻の沼革等を詳記す。附録には「男信質疑《ナマシナ 》」といふを添ヘたり、天保十一年庚子〔二五〇〇〕十二月の著。明治十年坂谷素の漢文序あり。 ◎關藤政方は備中笠岡の人にして、葭汀と號す。醫を以て家業とし、和歌を善くし、國學に該通し、最も音韻に精しかり。さきに「傭字例」を著し、本書は版刻に及ばず、後孫某寫正して宮内省に獻じたりといふ。 << >http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/sa/kaidai_sa099.html> せいてうへん 聲調篇 二卷 [[關政方]]撰 [[阪谷素]]序〔漢文〕天保十一年十二月成る、寫本 この書は、漢字の音韻の事を論じたるなり、悉曇并に韻鏡等につきてたてたる説なり、 附録に[[男信質疑]]といふを添ふ、天保十四年四月妙玄寺義門法師に訪はれしとき、文通して互に問てんと約せしに、義門は國にかへりてほどなく身まかりしかば、遂にいたづらになりたれど、なほおもふまゝをしるしおくよしをいへり、 この書の序によるに、撰者の弟[[關藤藤陰]]といふ人、[[傭字例]]を刻し、またこの書をも刊行せんとせしが果さずして歿し、嗣子成緒遺命によりて書籍館に献じたるなり、書籍館は今の帝國圖書館の事なり、 http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007299490-00 謄写版 http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN15863083