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[[青山真治]]
映画

九州方言

小説・角川文庫による
p.81 あんた、長畸だろ、と今度は老人が訊いた。いえ、福岡です。おかしいね、あんたの訛りは女房の実家の方の、諌早の方とそっくりだね。ああ、それは、おふくろがそっちで。
p.81 あんた、長崎だろ、と今度は老人が訊いた。いえ、福岡です。おかしいね、あんたの[[訛り]]は女房の実家の方の、諌早の方とそっくりだね。ああ、それは、おふくろがそっちで。
p.110 若い男は[[関西なまり]]であれこれと
p.145 中学の多感な時期にこの町に越してきて、[[東京言葉]]をやめなかったために苛められて育った。
p.165 かすかに言葉に自分と同じ県北の訛りが残っていることに気づいていた。
pp.169-170 そこから飛び出して母の故郷である長崎へ独りで出かけた。帰ってきた時、沢井は母の方言を自然と喋っていた。それ以来、沢井はその母の方言で喋り続けた。
pp.169-170 そこから飛び出して母の故郷である長崎へ独りで出かけた。帰ってきた時、沢井は母の[[方言]]を自然と喋っていた。それ以来、沢井はその母の方言で喋り続けた。
p.205 言葉の抑揚からすぐに、この土地の者ではない、と感づき、試しに自分の育った街のあたりの地名を言った。茂雄は目に見えて怯んだが、虚勢を張って、お前はどこか、と訊く。門司ですよ、と云うと、門司の者がなし[[東京言葉]]使うんか、と子供の頃から何度も秋彦が言われ続けた同じ台詞を口にした。
p.261 「僕は、どげんしたらよかとやっか」[…]それは母の国の方言だった。
p.270 あまりに訛りが激しくて、何と言ったか秋彦にはまったく聞き取ることはできなかった。

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