言語取調所方法書
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言語取調所方法書
夫れ本所設立の必要と道理とは已に趣意書に云へり。且仮規則...
言語取調所
明治廿一年九月 創立者
謹白
目録
第壱 普通文体を一定する事
第弐 高尚文体を一定する事
第参 古今雅俗の言語を集め其用法と解釈とを取調る事
第四 第壱第弐の文体と第三の言語とを活用せしめる法則を...
第五 右の四つを活動せしめ又拡張すべき人を得るを務むる事
第六 右の五つを認可し全国中に於て之を実用に供へしむる...
第七 右の六つの実用に顕はれたる書籍等を検定する事
第一 普通文体を一定する事
口にては己れの考へを人に語りきかする事を得れども、遠く隔...
第一 近ごろ演説をする事世に行はるゝが、弁士の演壇にて述...
第二 今の人は多少漢字を記憶し、何事につけ、言語と文章と...
第三 今にても外国より渡り来る人は皆、我が国の言語を習は...
第四 千余年此方、外国の語は入りまじりて我が昔の言語は年...
第五 言語明かならず、又足らぬところの多きより、彼の国の...
さて右に述べたる如く実際の不便なる事を救はんには、普通文...
普通文体とは今明治の世に於て日本人の通常の談話を云ふ。扨...
此事は我が言語取調所の志すところの尤も大なる部分なり。而...
其外に会員は日々の用事にも右委員の取極めたる文体に因りて...
第二 高尚文体を一定する事
高尚文体とは我が 皇国の昔の言語にして、外国の語のまだ入...
第三 古今雅俗の言語を集め其用法と解釈とを取調る事
一つの言語にして幾つかの意味あり。又其意味の時世によりて...
此に此辞典の大切なる事は陳ぶるに及ばねど、我が国にては外...
第四 第一第二の文体と第三の言語とを活用せしめる法則を定...
前に述べたる第三の言語を活用せしめ第一第二の文体を定むる...
第五 右の四つを活動せしめ又拡張すべき人を得るを務むる事
第一第二の如く文体も已に定まり、第三の言語、第四の法則に...
夫れ本所の勢力が社会に行はれ、此語学校が盛なるに至らば、...
第六 右の五つを認可し全国中に於て之を実用に供へしむるを...
前に述べたる言語文体をよしとして、社会の実用にそなへ、或...
第七 右の六つの実用に顕はれたる書籍等を検定する事
文体は定まれり。言語は集まれり。法則はたてり。之を広むる...
以上に述べたるを、言語取調所の方法とす。其事を行ふは自(オ...
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言語取調所方法書
夫れ本所設立の必要と道理とは已に趣意書に云へり。且仮規則...
言語取調所
明治廿一年九月 創立者
謹白
目録
第壱 普通文体を一定する事
第弐 高尚文体を一定する事
第参 古今雅俗の言語を集め其用法と解釈とを取調る事
第四 第壱第弐の文体と第三の言語とを活用せしめる法則を...
第五 右の四つを活動せしめ又拡張すべき人を得るを務むる事
第六 右の五つを認可し全国中に於て之を実用に供へしむる...
第七 右の六つの実用に顕はれたる書籍等を検定する事
第一 普通文体を一定する事
口にては己れの考へを人に語りきかする事を得れども、遠く隔...
第一 近ごろ演説をする事世に行はるゝが、弁士の演壇にて述...
第二 今の人は多少漢字を記憶し、何事につけ、言語と文章と...
第三 今にても外国より渡り来る人は皆、我が国の言語を習は...
第四 千余年此方、外国の語は入りまじりて我が昔の言語は年...
第五 言語明かならず、又足らぬところの多きより、彼の国の...
さて右に述べたる如く実際の不便なる事を救はんには、普通文...
普通文体とは今明治の世に於て日本人の通常の談話を云ふ。扨...
此事は我が言語取調所の志すところの尤も大なる部分なり。而...
其外に会員は日々の用事にも右委員の取極めたる文体に因りて...
第二 高尚文体を一定する事
高尚文体とは我が 皇国の昔の言語にして、外国の語のまだ入...
第三 古今雅俗の言語を集め其用法と解釈とを取調る事
一つの言語にして幾つかの意味あり。又其意味の時世によりて...
此に此辞典の大切なる事は陳ぶるに及ばねど、我が国にては外...
第四 第一第二の文体と第三の言語とを活用せしめる法則を定...
前に述べたる第三の言語を活用せしめ第一第二の文体を定むる...
第五 右の四つを活動せしめ又拡張すべき人を得るを務むる事
第一第二の如く文体も已に定まり、第三の言語、第四の法則に...
夫れ本所の勢力が社会に行はれ、此語学校が盛なるに至らば、...
第六 右の五つを認可し全国中に於て之を実用に供へしむるを...
前に述べたる言語文体をよしとして、社会の実用にそなへ、或...
第七 右の六つの実用に顕はれたる書籍等を検定する事
文体は定まれり。言語は集まれり。法則はたてり。之を広むる...
以上に述べたるを、言語取調所の方法とす。其事を行ふは自(オ...
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