はじめに 7
序章 テキストと言葉 11
第一章 「杞憂」の誕生−原典からの飛翔 17
一 「列子」に見える杞人の憂いとは 18
二 三つの類杏と「杞憂」 23
三 なぜ「地」は欠落していったのか 26
四 類書の見出し語が与える影響 28
五 三系統の成語の行方 33
六 類書と読者の関係 39
第二章 成語を生み出す母体 中国の百科全書 49
一 類書とは何か 51
二 類書はどのように成立したのか 58
第三章 「沈魚落雁」の反転 意味の転換はなぜ起こるのか 69
一 「荘子」原文の構造と思想 70
二 反転した「沈魚落雁」 73
三 類書の分類と引用 76
四 テキストの交響 79
五 成語と成語の共鳴 。82
六 深く関わる分類と認識 84
第四章 「出藍の誉れ」の成立 類書の変容と読書人の変化 91
一 「萄子」に説かれた学問のすすめ 93
二 詩や文章での用例 99
三 類書と「出藍」の関係は
四 類書の変容と故事成語の確立
五 類書と現代の故事成語辞典 122
第五章 二つの「朝三暮四」 出典と主題のねじれ 135
一 「荘子」と「列子」の「朝三暮四」 136
二 歴代の類杳と「朝三暮四」
三 「朝三暮四」の読まれ方 144
四 故事成語辞典的類書と「朝三暮四」
五 「朝三暮四」の現在 153
第六章 「塞翁が馬」の由来 「翁」はどこから来たのか 161
一 「淮南子」に記された故事
二 「塞翁が馬」の本来の意味は 168
三 成語としての「塞翁が馬」の確立 173
終章 テキストの変容と成語の誕生 181
附録 主要類書解説 187
一 三国六朝 187
二 隋唐
三 末代
四 明代 195
五 清代 197
参考文献 202