#author("2020-09-16T01:13:26+09:00","default:kuzan","kuzan") 京都女子大学国文学研究室 昭和33.4.25 https://www.box.com/s/qjll3u1mna7s59ocwtua >> 書誌 一 紙 二 書風 三 印刷 四 装釘 五 書誌の要語 古辞書 新撰字鏡 倭名類聚抄 類聚名義抄 色葉字類抄 和玉篇 下学集 節用集 韻鏡 手習詞歌 一 難波津の歌 二 浅香山の歌 三 あめつちの詞 四 たゐにの歌 五 いろは歌 万葉仮名一覧 特殊仮名の語法 現代かなづかい 当用漢字表 当用漢字新字体例表 ローマ字対照表 漢字部首名一覧 文法要項 助動詞活用表 上代に用いられた助動詞 助詞接続表 敬語 文法学説対応表 >> 言語及び文法 34 文法研究の単位 35 品詞分類 36 体言,名詞,数詞 37 代名詞 38 用言,活用 39 動詞 40 形容詞,形容動詞 41 副用言,連体詞 42 副詞,接続詞,感動詞 43 辞 44 助動詞 45 助詞 46 法,相,格 47 語の構成 48 文 49 陳述及び叙述 50 文の成分,係結 51 文の分類 52 敬語 53 備考 54 << 国語国文学史年表 国語国文参考書目 主要図書館・文庫 京都文学遺跡(附・年中行事抄) 連俳法式 古典と楽器 歴代天皇 元号索引 官職一覧 各官の職掌一覧 国名・都道府県名対照表 十干十二支と四季・歳時の異称 << >> はしがき 私たちのもつことのできる文化は、それがどのように片々たるものであろうとも、過去と無縁ではありえません。それは長い時間の連続のなかで、人間的なものと、風土的なものとによって育てられてきたものと言えましょう。ことに、ことばと、ことばによる産物は、人間の歴史のはじめにさかのぼり得る伝統をもっています。だから、私たちの国語・国文の内容も複雑多岐にわたっているのは当然です。その本質はもちろん、基礎的な知識の習得さえも容易なことではありません。そしてまた、その基礎知識の習得に労力を惜しむようでは、正しい理解はほとんど望めないと言っても過言ではありません。しかし、その惜しむべきではない労力も、できうれば安易に流れることなく、合理的に、少しでも軽減されることが望まれるべきでありましょうし、それによって学習がより効果的に行われるだろうことも明白です。 本書編纂の趣旨は、それを思い、基礎知識とそれを得る指標となるべきものの集録にありました。もちろん、同様な配慮によって、すでに公刊されている書も少くはありませんが、本書は、それら類書に例を見ることのできぬ内容をもることに努めました。また項目によっては、不統一に見える部分もないわけではありませんが、それぞれの分野における学習の便宜に從ったものであります。しかもなお紙数等に制約されて詳説できなかったり、類書との重なりを避けて必要の限度をせばめた部分もあって、他日を期さねばなりませんが、本書をひもどかれる方々の御批判、御高見を得て、より充実した内容をもちたいと願っています。 昭和三十三年四月 京都女子大学国文学研究室 <<