#author("2020-05-10T15:54:25+09:00","default:kuzan","kuzan") 昭和六十一年十月一日 初版発行 日本放送協会学園 第一章 日本語の表現 菅野謙 はじめに 一 日本語の乱れ 二 変わる言葉と変わらない言葉 三 耳の言葉と目の言葉 四 日本語の表現の特徴……敬語 参考 第二章 暮らしと暦 [[高橋忠允]] はじめに 季節の中の暮らし 『徒然草』にみえる風景 一 自然の推移と人間の営み 二 灌仏の比、祭の比、菖蒲ふく比 三 七夕祭るこそなまめかしけれ 四 空のけしき、昨日に変りたりとは見えねど 暦と日常生活 時間の流れと暮らしの展開 一 [[旧暦]]から[[新暦]]へ 二 [[二十四節気]]、その周辺 三 暦注いろいろ 四 干支のはなし 四季折々の行事 伝承的なものと伝来したものと 一 中国伝来の儀礼の名残りをとどめるもの 二 仏教にかかわりある行事 三 伝承的・土俗的な行事 参考資料〈祝日と主な記念日〉 第三章 方言読本 徳川宗賢…6 はじめに 一 方言とは ことばの多様性 [[じゃりん子チエ]] [[博多っ子]]と[[ぼっけもん]] 日仏の比較 人物の造形 放送と方言 方言とは何か 特色のあらわれる所 ことばの機能 二 方言の歴史 [[八世紀]]の方言 東歌と防人歌 東歌・防人歌の問題点 現代方言との比較 [[縄文時代]]のことば 弥生時代のことば [[熊襲]]と[[隼人]] [[蝦夷]]のことば 平安時代の方言 権威の動揺 東国抄物 三 上方ことばと関東弁の葛藤 キリシタン資料 [[十七世紀]]初頭の東日本 江戸の誕生 江戸の変化 江戸と上方 上方ことばの地位 新しい標準語 言文一致 冬の時代 ラジオとテレビ 四 [[方言論争]] 昭和十五年一月 沖縄の言語史教育 ゆれる心 標準語への傾斜 方言札 生活と標準語 敗戦後の沖縄 論争の発端 その展開 学務部の声明 柳氏の反論 激しい反発 県外への波及 杉山平助の登場 第二次声明 論争の終結 論争をふりかえって 五 方言の将来 テレビ時代の方言 逆行する変化 家族のよびかた 共通語の変化 新しい方言の誕生 個性としての方言 第四章 「いろは歌」前後 山崎孝雄 一 「いろは歌」前後 二 現代[[いろはがるた]] 三 古来のいろはがるた 四 「かるた」の語源 第五章 暮らしの中の気象のことば [[松岡新兒]] 浅井真慧 [[篠原朋子]] 一 日本の四季 第一章 春 第二章 夏 第三章 秋 第四章 冬 二 暮らしとお天気 1風 2雪 3雨 4霧 5新しい[[予報]]技術 第六章 話しことば(三)みんなで話そう ことばと体面心理- 稲垣吉彦 はじめに "殺され文句" 相手の心理に突き刺さることば よけいなことを言ったばかりに [[口は禍のもと]] 人間関係の客観的把握 なにげなく言ったことばへの反応 人と人とのあいだの深い川 相手に好印象を残すことばを意識的に使う 「サン」の待遇・「クン」の待遇 「ラーメン作れ!」のひとことが死を招いた [[従慂]]・[[依頼]]の体面心理