#author("2020-08-11T23:23:13+09:00","default:kuzan","kuzan") >> 男「ええ、宿帳を附けに參りました、さぞお疲れさまでいらつしやりませう。 牛「あい、宿の亭主か。 男「いえ、へゝゝゝ手前は宿の手代でございます、えゝお名前の處を一寸記しに參りました、へえ」。 <Div Align="right">三遊亭円朝「安中草三傳」</Div> << >http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/card4558.html:title=泉鏡花「湯女の魂」> 志す旅籠屋は、尋ねると直ぐに知れた、有名なもので、柏屋金蔵。 そのまま、ずっと小宮山は門口《かどぐち》に懸《かか》りまする。 「いらっしゃいまし。」 「お早いお着《つき》。」 「お疲れ様で。」 と下女《おんな》共が口々に出迎えまする。 << >http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/card782.html:title=夏目漱石「明暗」百七十八> 「お早う、昨夜はお疲れ様で」 << >> 『お帰りなさい、ゆうべは……』 女中が、私の顔を覗き込むようにして、笑った。 『お疲れさま、ほほほ……』 <Div Align="right">[[蘭郁二郎「白日鬼」]] 1936~1937</Div> << 古くは、旅館・宿の人の発言が目立つ。 宅間弘太郎「「御~様」表現の史的考察――「ねぎらい」表現の変遷から」 [[白石大二「だ活形容動詞の語彙」]] [[奥山益朗『日本人と敬語』]] [[倉持益子「「御苦労」系労い言葉の変遷」]]