#author("2020-08-21T00:08:57+09:00","default:kuzan","kuzan") 井上ひさし 平田オリザ 『話し言葉の日本語』 小学館 #amazon(4093873666, , ) 2003.1.1 >> 1 話し言葉の時代を走る 乗り物としての「せりふ」 2 主語・述語の演劇と助詞・助動詞の演劇 会話の日本語はなぜ主語がなくても通じるのか 話し手の立場を表現する「助詞」 「[[ねさよ廃止運動]]」と「[[ねはい運動]]」 すぐれた戯曲の要件とは 3 「敬語」の使い方・使われ方 日本語だけではない敬語表現 歴史の中で「敬語」はどう変わっていったか 「はい、喜んで」という敬語表現 言葉におけるサービス 「お疲れさま」と「ご苦労さま」の混同 4 「方言」を生かす演劇 方言と標準語の二重言語生活 NHK『青年の主張』のおかしさ 「標準語」化への三つの方法 まだ未完成の日本語 「方言」というよりも日常の話し言葉 5 対話 芝居のせりふと日常会話の違い 戯曲のなかのいい対話の条件 戯曲の対話と小説の対話 対話は米を揺するごとく 新劇は対話から始まり、対話で終わる 6 戯曲のなかの流行語 一生に使う語彙は三、四万語 戯曲の軸を近未来におくか、過去におくか 年月に耐えうるせりふを書きたい 「出前とる? オア、食いに行く?」 7 戯曲の構造と言葉 8 戯曲の組み立て方 9 こうして最初の「せりふ」が生まれる 10 翻訳劇から日本の演劇を見詰める 11 「いかに書くか」から「何を書くか」へ 戯曲の「言葉」は文化の点検 「日本語の歴史」を知ることが必要 日本語は「文化」か、「実用」か? 戦争による言葉の喪失 日本人の「自立」と日本語 観客の意識を変える「言葉」 12 生きる希望が「何を書くか」の原点 13 世界の中の「日本の演劇」 << //いなとしょ