#author("2020-08-31T11:57:21+09:00","default:kuzan","kuzan") 井上光晴 #author("2024-02-20T17:59:32+09:00","default:kuzan","kuzan") [[井上光晴]] 幕末時代小説 文久3年 長崎 新潮文庫 「後記」に >> やりとりの語尾に使われる「でっしょ」と「でっしゅ」は夫々出身地の違いであり、そのことを一例として会話には可能な限りの神経を使った。 << p.30 器用にこなす[[長崎弁]]の抑揚さえも、 わざとまぜこぜにした[[長崎弁]] [[長崎弁]]になおしたとばやらんね 奇妙な[[上方弁]]で促す [[長崎弁]]らしきものを使っているが、相手の口調はまるで違う。 [[江戸弁]]の客が外出してから 誰かに言葉遣いをたしなめられでもしたのか、禿の口調は固い。 p.293 >> 日本のごたる国でも薩摩と長州なまりっきり言葉も違う。 << 日本のごたる国でも薩摩と長州じゃまるっきり言葉も違う。