#author("2020-08-31T11:57:57+09:00","default:kuzan","kuzan") [[井上泰至]]『恋愛小説の 誕生』 2009.4.10 isbn:9784305704726 >> はじめに 1 「ラブ」と「人情」―江戸から近代へ 変わりゆく恋愛観 2 女が小説を読むということ―一体感を生む恋愛描写の秘密 3 恋愛の演技―コミュニケーションの形から読み取れること 4 会話の妙の秘密―恋人たちの語らいを生き生きと再現できたわけ 恋の調停・観察 会話をはずませるもの 繰り返しの効果 語り直しのモデル 人情本の実例 恋のコーチング 落語的な[[しぐさ]]と言葉 見立てのしぐさ 江戸のコミュニケーションの軽やかさ トリチガエの話法 せめぎあいのクリカエシ トリチガエの効果 良質な人情本を支える会話 演劇的クリカエシ 会話の妙こそ命 5 「いき」の行方―美学からコミュニケーションの世間知へ 6 女の涙―不幸と恋愛の接続によるカタルシス 7 物語の面影、歌心の引用―人情本の文学的資源 8 恋のふるまいと女の願い―神話・美・道徳・教訓 エピローグ あとがき << //いなとしょ-