#author("2020-08-29T18:51:36+09:00","default:kuzan","kuzan")
>http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/26172259.html>
和句解 わぐげ((「わぐげ」より「わくげ」が穏当かと思うが、本辞典では濁点があるように見えるし、原本の序文にそうある。『国書総目録』での読みは「わくかい」。)) 語學書 六卷
【著者】松永貞徳
【刊行】寛文二年五月刊、[[加藤盤齋]]の序あり。元祿九年「[[和語のしるべ]]」と改題し、序文を改めて再刷。
【内容】國語の語源を説いたものである。單語をいろは順に辭書體に排列して一々その語源を註してゐる。著者の序に「未再治の本なり。あやまりも、調はぬ所もあるべし」と記してゐるから、未定稿であつたらしい。
【價値】本書は、專ら國語の語源を考究した書としては有數のものである。而して江戸初期に出た貝原益軒の「日本釋名」(別項)に頗る大きな影響を與へてゐる。これらの點では注意すべきものである。但しその内容は牽強附會で用ひ難いものである。蓋し何れの國に於ても初期の語源研究の書は、この種の弊に陷つてゐるが普通であるから、深くとがむべきではないであらう。     〔龜田〕
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>http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/wa/kaidai_wa007.html>
わくかい
   和句解   五巻  [[松永貞徳]]
 言語を、いろは順に集めて、一々語源を説明せり。[[加藤磐齋]]の序あり。寛文二年壬寅〔二三二二〕の出版。
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和句解 五巻
 [[松永貞徳]]の著。寛文二年五月刊。本書は國語の語源を研究したものであり、單語を[[伊呂波順]]に配列してある。その語源解釋は常識的であるが、とに角語源研究書として最初のものである事と、徳川初期の[[益軒]]の「[[日本釋名]]」に影響を與へた點で注目すべきものである。
(亀田次郎「国語学書目解題」)
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http://dbrec.nijl.ac.jp/KTG_W_1870015


雄松堂のマイクロフィルム『歌学資料集成』のリール231に収録されている。   


土居文人『松永貞徳『和句解』 本文と研究』和泉書院


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