#author("2020-08-21T00:31:06+09:00","default:kuzan","kuzan") ――誤解と誤訳の近現代史 多賀敏行 #amazon(4106100843, , ) 2004.9.20 >> まえがき 第1章 「日本人は十二歳」の真意――この一言で、マッカーサー元帥は日本人に嫌われてしまったのだが……。 第2章 「エコノミック・アニマル」「ウサギ小屋」は悪口か――二つの言葉には、日本への意外な高評価が隠されていた。 第3章 アーネスト・サトウと山下将軍の無念――外交の場では小さな勘違いが致命傷になる。そこに悪意はなくても……。 第4章 暗号電報誤読の悲劇――日米開戦前夜――悪意に溢れた米国側の「誤訳」が、日米開戦のきっかけだった! 第5章 漱石の鬱屈、魯迅の感動――イギリスで屈辱を味わった文豪と日本の人情に触れた文豪。 第6章 ダイアナ妃とブッシュ・シニアの文法――世界を揺るがせたプリンセスの三人称。大統領が見せた言語学の知識。 第7章 存在しない「グローバル・スタンダード」という言葉――政財界がお題目にした「基準」は、日本でしか通用しない言葉だった! 第8章 ブッシュ・ジュニアの国連演説――単数か複数か、それが大問題だった。イラク戦争を巡る駆け引き。 第9章 騒動の中心はたったひとつの言葉――「うすのろ」「強情者」呼ばわりで大統領も首相も激怒。 あとがき 付録 1マッカーサーの上院答弁 2日米開戦直前の電報原文 3ウサギ小屋騒動のもとになったECの報告書 <<