#author("2022-02-06T22:36:10+09:00","default:kuzan","kuzan") 百人一首 口語訳 本居春庭 序 [[中津元義]] http://dbrec.nijl.ac.jp/KTG_W_15747 >> 此書は、吾鈴の屋うしの著し給へる古今集遠鏡といふ書に倣ひて、百人一首の哥どもを今の俗言に譯せるなり、<!--抑この百人一首といふものはあまねく世に弄ぶ書にしあれば、註さくなる書どもゝ亦世にあまたあれど、そは遠鏡にもいへりしごとく註釈--> ○此書の書るやう訳語は皆[[片カナ]]を用ふ。 << 秋の田の(稲を刈たりほしたりするために田のはたにたてた)庵はかりに(ちょっとふいた物なれば 其)苫があらさに我がきるものは(ひったりと)露にぬれた(此やうに濡れながらも 長の夜を 守り明すは詫しひことかな)