#author("2020-07-18T17:52:57+09:00","default:kuzan","kuzan") スリーエーネットワーク 庵功雄『新しい 日本語学 入門』 #amazon(4883191788, , ) 2001年2月26日初版第1刷発行 >> まえがき 凡例 はじめに §1 言語学の1分野としての日本語学 1.ヒトのことばの特徴 1-1.二重分節 2.現代言語学とソシュール 2-1.言語記号の恣意性と社会性 2-2. ラングとパロール 2-3.共時言語学と通時言語学 3.文法の役割 4.文法の生得性 5.まとめ コラム1 「モー娘。」は何と読む? §2 音声・音韻 1.音声(パロールとしての音声) 1-1.母音 1-2.子音 2.音素(ラングとしての音声) 2-1.相補分布 2-2.有標と無標 3.音声と音素 ローマ字の表記 4.アクセント 4-1.アクセントの地方差 4-2.東京式アクセントの特徴 5.イントネーション 6.プロミネンス 7.まとめ 〈資料1〉 §3形態論(1) 形態素、語、品詞 1.形態素とは 2.語とは 3.品詞 3-1.主要部と修飾部 3-2.品詞の決め方 4.まとめ §4 形態論(2) 活用 1.活用とは 名詞の活用 2.学校文法の活用表 学校文法 3.理想の活用表を求めて 3-1.活用(表)に関わる基本概念 語幹と語基 3-2.理想の活用表に必要なこと 3-3.理想の活用表に必要な活用形 3-4.活用の種類と活用表(動詞) 3-5.活用の種類と活用表(形容詞) 4.まとめ コラム2 「パーティーは楽しいでした。」 §5 格 1.格とは 格の表し方 2.必須補語と副次補語 3.表層格と深層格 表層構造と深層構造 格表示のもう一つのパターン 4.格枠組みの機能 5.まとめ §6 文の構造と文法力テゴリー 1.日本語の文の構造 2.文法カテゴリー 2-1.文法カテゴリーの取り出し カテゴリーの表示の義務性 2-2.辞書形の位置づけ 3.単語の意味と文法的性質の関係 3-1.単語の意味と文法カテゴリー 3-1-1.肯否、丁寧さ、対事的モダリティ 3-1-2.ボイス 3-1-3.アスペクト 3-1-4.テンス 3-1-5.対人的モダリティ 4.まとめ §7 主題と主語 1.主語とは何か 2.三上章の主語廃止論 2-1.主題 2-2. 無題化 三上が主張したかったこと 3.柴谷方良の主語プロトタイプ論 3-1.再帰代名詞「自分」とその先行詞 3-2.尊敬語化 3-3.主語プロトタイプ論 4.まとめ §8 ボイス(1)一受身と使役一 1.ボイスとは 2.受身 2-1.直接受身とは 直接受身と他動性 2-2.間接受身とは 2-3.中間的な受身 2-4.受身の機能 3.使役 3-1.使役文の構造 3-2.使役文と格 4.受身、使役の生成文法による分析 5.まとめ §9 ボイス(2) 授受 1.授受表現とは 2.語彙的ボイスとしての授受動詞 3.視点とは 「視点」に敏感な日本語 4.授受動詞の対立の仕組み 4-1.「やる/あげる」と「くれる」 4-2.「やる/あげる」・「くれる」と「もらう」 日本語の授受動詞の特殊性 5.授受動詞における人称 6.恩恵の授受 7.授受動詞の全国分布 8.まとめ コラム3「スリーエーネットワークがどこですか。」 §10 自動詞と他動詞 1.自動詞・他動詞と自他の対応 自他の対応のパターン 自動詞・他動詞と意志性 2.所動詞と能動詞 3.自動詞文の機能 三上の動詞分類と非対格性の仮説 4.自動詞・他動詞と受身・使役 4-1. 受動文と自動詞 動作主の脱焦点化 4-2. 使役文と他動詞め 5.まとめ コラム4 「二十歳を過ぎるとお肌のお手入れも大変だわ。」 §11 時間を表す表現(1)一テンス 1.ル形、タ形、テイル形 異形態 2.テンスとは 3.テンスから見た述語の分類 4.タ形の意味 5.2種類の過去 6.従属節の中のタ形とル形 7.まとめ §12時間を表す表現(2) アスペクト 1.アスペクトとは 2.テイル形の意味 2-1.テイル形の基本的な意味(継続) 方言におけるアスペクト 2-2.テイル形の派生的な意味(経験・記録、完了) 2-2-1.経験・記録 2-2-2.完了 3.テンスとアスペクトの関係 4.アスペクトとテキスト 5.まとめ §13 モダリティ 1.モダリティとは 2.対事的モダリティ 2-1.当為的モダリティ 2-2.認識的モダリティ 2-2-1. 断定 2-2-2. 推量 2-2-3. 可能性 2-2-4. 確信 2-2-5. 証拠 2-2-6. 兆候 3.モダリティと疑問、否定 3-1.モダリティと疑問 3-2.モダリティと否定 4. 対人的モダリティ 5. 「だろう(か)」について 6.まとめ §14 とりたて 1. とりたて(る)とは 2. とりたて助詞の統語的性質 3. とりたて助詞の意味の記述 4. 範列的関係と統合的関係 5.とりたて助詞としての「は」 6.まとめ コラム5 オランウータンは森の人 §15 複文(1) 単文と複文 1.英文法における文の分類 2.日本語における複文の定義を求めて 2-1.三上章の分類 2-2.南不二男の分類 2-2-1.A類、B類、C類、D類 2-2-2.A類~D類の相互関係 2-2-3.南の構造が意味するもの 3.まとめ §16 複文(2) 因果関係 1.因果関係を表す複文 2.論理文の体系 3.条件 3-1.仮定条件 論理記号 誘導推論 3-2.反事実的条件 3-3.確定条件 3-4.恒常的条件 3-5.事実的条件 3-6.条件を表さない「~と」「~たら」 4.原因・理由 4-1.出来事の原因・理由 4-2.判断の理由(根拠) 4-3.「から」と「ので」 5.譲歩・逆接 5-1.条件文の否定とは 5-2.譲歩と逆接 5-3.「のに」と「けど」 6.まとめ コラム6 「これ、全然おいしいよ。」 §17名詞修飾 1. 修飾の2つの種類 2. 2つの名詞修飾節 3. 内の関係 制限的修飾と非制限的修飾 3-1.主名詞になれる名詞の格 格の階層 3-2.関係代名詞の機能 格助詞がない場合 4.名詞修飾と陳述度 5.外の関係 6.益岡隆志による修正 7.まとめ §18「のだ」 1.疑問文と否定文における「のだ」 1-1. 疑問文と「のだ」 1-2. 否定文と「のだ」 2.関連づけの「のだ」 関連づけを表す「からだ」と「わけだ」 3.認識のあり方に関わる「のだ」 4.他の言語における「のだ」 文法化 5.まとめ 文献紹介1 §19「は」と「が」 1. 「は」と「が」の使い分けに関わる要因 1-1.文の陳述度と主題 「は」と対比 1-2.有題文と無題文 1-3.指定文と措定文 2. 「は」と「が」の使い分けと情報の新旧 3. 他の言語における「は」と「が」 4.まとめ §20 談話・テキスト 1.テキスト 2.結束性 3.テキストレベルの文法現象 3-1.話し手・聞き手の知識と「という」の有無 3-2. 指示詞 3-2-1.現場指示と文脈指示 3-2-2.ソとア 情報のなわばり理論 3-2-3.コとソ 4.機能主義的研究 4-1.省略 4-2.後置文 5.文体 6.その他の研究 7.まとめ §21敬語 1.待遇表現としての敬語 2.敬語の分類 3.尊敬語 4.謙譲語 5.丁重語 6.授受動詞の敬語形 7.丁寧語 8.美化語 9.敬語における人称 10.ウチとソト 11.素材敬語から対者敬語へ 12.敬語の機能 13.まとめ §22方言 1.方言に関するさまざまな研究法 2.方言地理学 2-1.柳田国男と方言周圏論 2-2.糸魚川調査 3.社会言語学的研究 4.文法体系の比較 5.まとめ §23 さまざまなバリエーション 1.ことばのゆれ 1-1.ラ抜きことば 規範文法と記述文法 1-2.「~が…たい」と「~を…たい」 2.「~と、~ば、~たら」 3.「違かった」など 新方言とneo-dialect 4.まとめ 文献紹介2 コラム7「パパ、日曜だからってゴロゴロしないで。」 あとがき <<