#author("2021-07-27T20:55:51+09:00","default:kuzan","kuzan")
http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/50351279.html
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/sa/kaidai_sa099.html
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小学日本文典 三巻二冊
 田中義廉著。明治七年刊「語學新書」は[[和蘭文典]]に據ったものであったが、本書は[[英文典]]の規矩に從って[[初等教育]]に資する爲に専ら[[尋常普通]]の語について説いたもので、明治に至って出來た[[洋式文典]]の最初である。本文を[[字學]]・[[詞學]]及び[[文章學]]に分け、字學編では、[[五十音圖]]・[[濁音]]・[[半濁音]]・[[拗音]]・或は[[假名用格]]及法[[音便]]について記るし、詞学編では[[品詞]]を(1)[[名詞]](2)[[形容詞]](3)[[代名詞]](4)[[動詞]](5)[[副詞]](6)[[接續詞]](7)[[感詞]]の七つに分け、初に定義を下し。次に性質・用法・種類等項を分けて秩序整然と説いてゐる。この點は[[西洋文典]]に倣った長所であって「語學新書」にも見える所であるが更に整って居る。今日の[[文法書]]でもこれを踏襲して居る點が多い。然し乍ら他面[[名詞]]に格を置き、[[動詞]]に時を説き又[[手爾波]][[助動詞]]を獨立させなかった如き西洋文典模做の缺陥を見逃す訳には行かない。
【參考】
    * 「[[日本小文典]]」一冊 田中義廉著。明治十一年刋。「小學日本文典」の説をやヽ訂正し又文章論の大要も記してゐる。 
(亀田次郎「国語学書目解題」)
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http://www.lingua.tsukuba.ac.jp/~myazawa/data/bunten/t1_mokuji.html
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/863885

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