#author("2023-07-10T11:39:10+09:00","default:kuzan","kuzan")
[[花登筐]]
小説
関西方言会話

*立志篇 [#p88dea4c]
*奮闘篇 [#k551db7b]
「おいでやす!」/ [[京都弁]]の柔かい言葉に迎えられて
そういえば、清子の言葉に、[[関西訛]]がなかった。
「まんだ、始まる時間になってないだがねえ」/ ひどい[[東北訛り]]を[[東京弁]]になおして言った。
[[東北弁]]独特のタ行がすべてツの発音に聞こえるのが奇妙だったが、
猛造を外交と知ってか、この小僧の[[東北弁]]は益々、ひどくなる。
「そりゃ光栄だす。毎度おおきに」/ なんと、この女は[[関西弁]]で答えたではないか。/「あんたも、関西でっか?」/猛造が嬉しそうに言うと、/「いいえ、うちには、上方のお客が多いんですよ」/女は、もう[[東京弁]]でしゃべっていた。
[[関西弁]]を使ったことに親しみを持った
*戦乱篇 [#z8aec398]
一見、剣道の先生のような胸を張り、いかつい体格のこの主人の口から、何ともいえぬ柔らかい[[京都弁]]が出るのだから、猛造はいつも、勘が狂うのである。
猛造がそれ以上、言えなかったのは、この甚左衛門の威風堂々たる姿と、さっきまでなよなよと喋っていた[[京都弁]]も姿を消し、まるで乃木将軍のような貫禄があったからである。
流暢な[[京都弁]]が、いかにも京都の家の落ち着いた家庭の主婦を現わしていた。
*激流篇 [#z7edbf12]
子供達が[[沖繩訛り]]の強い言葉でそう言ったのであろう。
[[関東訛り]]の軍曹は、時代劇に出て来る田舎のやくざの親分のように、どすをきかせた声を洞窟の中で響かせた。
奇妙なアクセントの日本語でしゃべり出したのには驚いた。/「私ハ、アメリカ陸軍、ジョージ田中デス」
早口で喋る猛造の[[関西弁]]は、日本人が聞いても関西以外の人間ならわからぬだろう。
早口の[[関西弁]]はわからぬらしく、
言葉さえきちんと喋れたら言うことなしだが、何せ言葉だけは[[福井弁]]と[[大阪弁]]がごちゃまぜで、[[軍人言葉]]ではなかった。
*波濤篇 [#wd4c901e]
パーチーなる発音の誤りはあったが、
「オメデトウ!」「ヨカッタネ」/ 二人が、片言の日本語で猛造を祝福してくれた
日本語が、半分ほど解るジャック・小早川なる二世
*完結篇 [#mf41d28e]
その言葉も、関西の訛りは少なかった。
凄むときに言う[[やくざ口調]]
まるで、憲兵か警察官のような口調

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