#author("2020-07-15T22:53:32+09:00","default:kuzan","kuzan") 蜂矢真郷 http://seibundo-pb.co.jp/index/ISBN978-4-7924-1063-6.html 清文堂出版 >> 第1部 古代語の語構成・文法・語彙 動詞の活用の成立──木田章義氏「二段古形説」をめぐって── 蜂矢真郷 “動詞の活用の成立”についての諸説 動詞と派生形容詞との関係 修正二段古形説 考察の結果と残る問題 『日本語歴史コーパス』を利用したジャンル別特徴語の抽出とその周辺 村田菜穂子 はじめに 『日本語歴史コーパス』の「本文種別」と「ジャンル」を用いた分析 ジャンルごとの特徴語について おわりに ミ語法における節の形成と意味 竹内史郎 はじめに 動詞連用形節からの類推による状態性述語文の従属節化 節の意味 おわりに ナを伴う二音節化名詞 蜂矢真弓 はじめに ワナ〔羂〕・ハナ〔端〕・エナ〔胞衣・胎衣〕 スナ〔砂・沙〕・コナ〔粉〕 スナゴ〔砂子〕・コナカキ〔餗・糝〕の異分布 複合語の前項部の場合におけるコの同音衝突 単独の場合におけるコの同音衝突 複合語の後項部の場合におけるコの同音衝突 まとめ 上代・中古の動詞「~カフ」・「~ガフ」 中垣徳子 はじめに 本来型のもの 動詞カフ(交・差・替)を伴うもの 動詞カフが接尾語化・濁音化したもの その他のもの おわりに 第二部 古代漢字文献 『日本書紀』における高句麗、百済、新羅の官職名 柳玟和 はじめに 高句麗の官職名 百済の官職名 新羅の官職名 おわりに 前田本『日本書紀』の日・朝固有名詞の声点について 朴美賢 はじめに 前田本『日本書紀』の日・朝固有名詞の概要 中国中古音との対応関係 日本呉音・日本漢音との対応関係 日・朝固有名詞の共通の漢字の声点 結論 『日本書紀』の分注──〈倭義注〉とその偏在から考える── 是澤範三 はじめに 倭義注の定位1 倭義注の定位2 おわりに 『日本書記』古訓「ウカラ」「ヤカラ」考 金紋敬 はじめに 古訓「ウカラ」の用例とその意味 古訓「ヤカラ」の用例とその意味 おわりに 御巫本『日本書紀私記』の和訓の系統──一峯本との関係を中心に── 山口真輝 はじめに 書紀古訓との比較 御巫本と一峯本和訓の近似性 複数訓から見た御巫本と一峯本との関係 まとめ 「五国史」宣命の「之」字 池田幸恵 はじめに 宣命体文献における「之」字 上代文献における「之」字の用法 続日本紀宣命の「之」字 日本後紀宣命から文徳実録宣命の「之」字 三代実録宣命の「之」字 変体漢文における不読字──段落標示用法を中心に── 田中草大 はじめに 変体漢文における不読字二類 段落標示用法の「矣」の消長 段落標示用法の「矣/焉」「焉/矣」の消長 出自など おわりに 『和名類聚抄』の「玉類」項について 吉野政治 はじめに 「玉類」という項目立て 『和名類聚抄』と『広雅』との一致と不一致 「玉」と「珠」 「水精」と「火精」 「雲母」と「玫瑰」 おわりに 蜂矢真郷教授略歴 蜂矢真郷教授論著目録 あとがき << ISBN:978-4-7924-1063-6:detail