#author("2023-06-22T19:22:27+09:00","default:kuzan","kuzan") [[阿川弘之]] 岩手県盛岡の出身で、言葉に少し[[東北なまり]]があり、極端な無口だから、鈍重な感じがするし、何を考えているのだか分らない。 > なぜそんなに極端な無囗だったか。おそらく生得のもので言葉の訛りとは無関係だと思われるけれど、彼が少々[[ズーズー弁]]で、長女のふき(東洋英和女学校卒)をはじめ子供だちから、 「お父さんが東洋英和と言うと東洋イイワに聞える」 と家でひやかされていたのは事実である。 濠洲訛り [[東北弁]]の二人 >米内は、 「野村さんの英語は[[和歌山弁]]だよ」 と、自身のロシヤ語が[[ズウズウ弁]]なのを忘れたようなことを言っていたが、 > とみは、八十過ぎても毎日せっせと針仕事で、海軍大将の息子に、 「光、こうさねばわがらねアンステ」 [[盛岡なまり]]の説教をし、 小泉(信三)はその晩の思い出を、[…]声は静かで太とく言語には少しばかり東北のアクセントがあり 盛岡なまりで呼びとめられた。 「用意成れり」のところに二世風のアクセントがあって、「用意」が「容易」に聞えた。