#author("2020-03-25T23:38:42+09:00","default:kuzan","kuzan") [[陣内正敬]] 『地方中核都市方言の行方 九州』 地域語の生態シリーズ 1996年8月25日 初版1刷発行 おうふう #amazon(4273029138, , ) >> 第1章 地方中核都市方言をめぐる状況 6 1 言語環境の変容 6 (1)影響関係と接触媒体 6 (2)都市化とスピーチスタイル 8 (3)九州の3大都市圈 2 「福北」地域語のダイナミズム ある講演会より 10 (1) 地域語とその変容 10 (2) 統合化・均一化 14 地域語の現状 共通語化のモデル/地域語の現状 福北地域/ 地域共通語化 (3) 多様化・差異化 19 多様化する地域語/新方言 (4) 言語生活と地域語 25 (5) これからの地域語 26 第2章 統合化・均一化の諸相 30 1 福北の地域語 30 (1)共通語アクセント型の獲得 30 (2) 方言音から共通語音へ 35 シェ、ジェ音/ラ行化音 (3)語法の共通語化 形容詞のイ語尾化 39 (4) 俚言の消失 40 (5) 東京弁化 方言変容の新局面 42 (6) 福北地域語の広がり 43 断定辞「ヤ」の東進・南進 2 熊本の地域語 45 (1) 関西方言、博多方言との葛藤 45 (2)方言と標準語の使い分け 48 (3)地域共通語と標準語の接触による方言変化 51 (4)音韻レベルにみられる標準語化 52 3 鹿児島の地域語 54 (1) 全国共通語化の側面 54 (2) 地域共通語化の側面 56 第3章 多様化・差異化の諸相 60 1 福北の地域語 60 (1)気づかない方言 60 (2) 根強い方言 63 アスペクト表現/非東京弁化 (3)方言新語あれこれ 66 接触新語/ドリフト新語/グループ新語/方言復活 2 熊本の地域語 72 (1)新しい方言形の発生と広がり 72 (2) 伝統的方言形の復活と改新 76 (3)安定した地域共通語の実態 78 3 鹿児島の地域語 81 (1) 気づかない方言 81 今までの報告から/アツイデシタ/ヤスクデ (2)オツカレサマ 使い方の多様化 (3) カサン、オキン 「方言翻訳語」 89 第4章 言語生活と地域語 93 1 変種の使い分け 93 (1) 方言の機能 93 (2)アクセントの使い分け 94 (3) 方言敬語と共通語敬語 96 変容の様子/重宝な「テアル敬語」/多用される「ラレル敬語」/「デスネ敬語」の隆盛 2 方言意識をめぐって (1)「方言ショック」と方言使用のタイプ 100 方言使用の類型と出身地域/アイデンティティおよび方言ショックをめぐって/学生の方言観 (2) 九州若年層の各地方言観 111 調査のねらい・方法/各地方言の好悪感/回答者の出身地域差/おわりに (3) ガ行鼻音意識 119 ガ行鼻音について/九州、関西若年層のガ行鼻音意識/地域別、男女別の比較/おわりに (4)博多人の方言意識と博多方言のイメージ 127 ネイティブにとっての博多弁/ノン・ネイティブの見た博多弁/おわりに 3 標準語志向と方言志向 鹿児島市方言の現状 133 (1)鹿児島市の言語コードとその使い分け 133 「からいも普通語」の存在/コードの選択/「からいも普通語」の位置づけが意味するもの (2) 方言語彙項目と言語意識 137 在来方言形の言語意識/新しい方言形の言語意識 (3) 話者の属性と方言使用 !H 男女差/地域内部の接触度一社会ネットワークから見たネオ方言形の使用 第5章 これからの地域語 153 1 地域語と日本語教育 宇佐美まゆみ氏との対談より 153 2 「ら抜き言葉」と外国人 175 3 地域語の将来像 185 関連文献 190 <<