1 近代語の通時的研究
第一章 「憲法」の語誌
一 はじめに
二 漢籍での「憲法」の意味と類義語
三 国語における「憲法」の類義語
四 平安末頃までの「憲法」と類義語
五 鎌倉・室町時代の「憲法」と類義語
六 江戸時代の「憲法」
七 幕末・明治初期の「憲法」
第二章 「唾」の語誌-言語地理学資料との相関1ー
一 はじめに
二 平安時代の「唾」
三 鎌倉時代の「唾」
四 室町時代の「唾」
五 江戸時代の「唾」
六 ツハキ・ツハの具体的音声
七「唾」の語源と語形変化
八 おわりに
第三章 漢語の出自と定着過程ー「義務」を中心にi
一 はじめに
二 出自をめぐる諸説
三 中国の対訳辞書(英語)の場合
四 日本の対訳辞書(英和)の場合
五 「義務」の出自とその意味
六 幕末期の「義務」
七 明治初期の「義務」
八 明治十年代の「義務」
九 おわりに
第四章 外国語受容の歴史と展開ー表記を中心にー・
一 はじめに
二 近世前期までの外国語の表記
三 近世前期における外国語の表記
四 近世後期における外国語の表記
五 明治初期の外国語の表記
六 おわりに
皿 近世語論
第五章 寛政頃写『落し咄』の資料性とその言語
一 はじめに
二 『落し咄』の咄と関連する咄の文章と文末語
三 『落し咄」の文末語i類話関係にある咄と創作咄との比較ー一
四 『落し咄』の用語(一)
五 『落し咄一の用語(二)
六 おわりに
第六章 近世の呼称
一 はじめに
二 「祖父」 「祖母」の呼称
三 「父」 「母」の呼称
四 「夫」 「妻」の呼称
五 おわりに
第七章 近世の漢語の位相1『浮世風呂』を中心にー
一 はじめに
二 近世の語彙研究の現状
三 男性・女性共通の漢語
四 男性の漢語
五 女性の漢語
六 おわりに
第八章 漢語の意味の変遷と類義語・多義語ー中世・近世を中心にー-
一 はじめに
二 漢語の意味の変遷ー1本義と転義ー
三 漢語の意味の変遷ー転義ー
四 漢語の類義語1「苦しみ」を表す語を中心にi
五 漢語の多義語1「愛敬」を中心に-
六 おわりに
皿 明治初期語論
第九章 明治前期口頭語における文末語i『真景累ヶ渕』を中心にi
一 はじめに
二 『真景累ヶ渕』のことば
三 『真景累ヶ渕』の文末語
三19 名詞・動詞・形容詞など
三IO 助動詞
三ー日 助詞
四 『花間鶯』の文末語
五 おわりに
第十章 落語のことばー『真景累ヶ渕』の待遇表現ー
一 はじめに
二 待遇語
三 接頭語・接尾語
四 第一人称代名詞の待遇表現
五 第二人称代名詞の待遇表現
六 おわりに
第十一章 落語のことばー『真景累ヶ渕bの漢語-
一 はじめに
二 明治以前に国語に用例があり、現代語として普通に用いられている語:…
ニーH 落語家と話中の人物のことばにある語
ニー口 落語家のことばにある語
ニー国1ω 話中の人物(武士・浪人)のことばにある語
ニー日ー回 話中の人物のことばにある語
三 明治以前に国語に用例があるものの、現代普通口頭語として用いない語-
三le 落語家と話中の人物のことばにある語
三ー口 落語家のことばにある語
三-日 話中の人物の.ことばにある語
四 現代語として普通に用いない語
五 明治期に用例のある語
六 おわりに
第十二章 明治初期の国語語彙資料によりみたる『日本国語大辞典』
一 はじめに
二 『米欧回覧実記』の語彙と『日本国語大辞典』
ニーH「日本国語大辞典」に登載されていない語
ニー口 典拠が示されていない語
ニー日 初出に問題がある語
三 明治初期啓蒙思想書の語彙と『日本国語大辞典一
三lH「日本国語大辞典」に見出し語としてない語
三lO「日本国語大辞典一に典拠が示されていない語
三i㊨ 初出に問題がある語
四 おわりに
W 明治初期訳語論
第十三章 『百学連環』の訳語(句)の表記と語彙
一 はじめに
二 『百学連環』の訳語(句)の表記
三 『百学連環』の訳語の性格とその特色
三lH 漢籍もしくは国書に典拠があり、わが国近世末までに用いられた語……
三-口 わが国幕末・明治初期に主に訳語に用いられた語
三-日 「百学連環」での訳語と考えられる語
四 『百学連環』における漢語とその特色
四iH 近世までに用例のある語
四ー口 幕末期に用例のある語
四-日 明治初期に用例のある語
四-四 典拠が不明な語
五 おわりに
第十四章 『西国立志編』の外国語とその訳語(句)および表記について…
一 はじめに
二 『西国立志編』にみられる外国語とその訳語(句)の表記
二ーeの表記
二ー口の表記
ニー日1ωの表記
二ー㊨1◎の表記
二ー日1のの表記
ニー㈲の表記
二i田の表記
三 『西国立志編』の訳語とその性格
三ーH ロブシャイド「英華字典」の訳語と一致する語
三ーO ロブシャイド「英華字典」の訳語(句)をもとに修正したと目されるもの
三-国 ロブシャイド「英華字典」の訳語を参考に新しい訳語(句)を作り出した場合…:・:
三-四 ロブシャイド「英華字典」と異なる訳語(句)
四 おわりに
第十五章 『哲学字彙』の訳語の性格
一 はじめに
二 「財」 「法」 「政」 「世」の訳語の性格
ニーH 出自からみた訳語の性格
二iHーω 漢籍に典拠があり「哲学字鑓一以前に国語に用例のある語
二ー日1㈹ 同じく漢籍ではあるが、主に漢訳洋学書(中国後期洋学霤)に典拠があり、
「哲学字彙一以前に国語に用例のある語
ニーOl個 漢箱に典拠があるものの、 「暫学字彙」以前に国語に用例があるか不明の語・:
ニー日ー㈲ 漢籍の典拠は不明であるが、 「哲学字鎚一以前に国語に用例が存する吾
ニー81㈲ 「哲学字彙」以前の漢籍および国書に典拠があるか否か不明の語
二ーHー⑥ 漢籍または国書に典拠を有する二字漢語と複合した訳語
ニー口 辞書との比較による訳語の特色
ニーロー(イ) ロブシャイド「英華字典」との対比
二ーHlωの訳語との比較
二ー01㈲の訳語との比較
二ー日1㎝の訳訟との比較
二ー日1働の訳語との比較
一丁0ー㈲の訳語との比較
ニー81㈲の訳語との比較
ニー口i(ロ) 「帽蚶英和{子彙」との対比
…ギOlωの訳語との比較
ニー8i㈹の訳語との比較
ニー0ー㈹の訳語との比較
.TOiωの訳語との比絞
二iql㈲の訳語との比較
一γOl㈲の訳語との比較
三 『哲学字彙』の「Dの部」に属する訳語の性格
三19 出自からみた訳語の性格
三10-m 漢、籍に拠点があり「.哲学字彙」以前に国語に川例がある語
胃.10ー捌 同じく漢籍ではあるが、主に漢訳洋学港(中国後期洋学書)に典拠があり、
「哲丹志广彙一以前に…円語に川例のある語
『101個 漢籍に典拠があるものの「.哲学字彙一以前に国語に用例があるか不明の語:・
三lOi囲 漢籍の典拠は不明であるが、 「哲学字彙一以前に国語に川例が存する語
….TOl㈲ 『.哲学字彙」|以《塵》前に漢籍および国RUに典拠があるか否か不明の語
三1ωー㈲ 漢籍または国陛に典拠を有する..字漢語と複合した訳語
三-口 辞書との比較
三-ロー(イ) ロブシャイド「英華字典」との比較…:
=TO-mの訳語との比較
三lHl㈲の訳語との比較
三lOl㈲の訳語との比較
三-日-翰の献語との比較
三ーel㈲の訳語との比較
三ーHー㈲の訳語との比較
三-口1(ロ)「……螺英和字彙」との比較
三10ー㈲の訳語との比較
三IHl働の訳語との比較
三lHl㈹の訳語との比較
三101ωの訳語との比較
三lHー㈲の訳語との比較
三ーHー㈲の訳語との比較
四 おわりに
出自からみた訳語
辞書との比較
あとがき
索引
事項索引……
語彙索引…・!