鮎川哲也
推理小説
方言に関する記述あり。
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000998339-00 (1959年)
角川文庫による
p.38 しゃべる言葉は標準語だけれど、アクセントはひどい関西ふうのものだった。
p.95 言葉づかいも下町ふうな東京弁で、闊達なひびきがあった
p.125 東北なまり
p.133 いまはほとんど消滅した言葉だが、「むきみ屋さん」という一種の筒袖をきている女
p.211 「仙台人といえば標準語が上手ですな。車の運転手もそうだったけど、ここのウェイトレスだって東北なまりはほとんどないです」[…]
「すなおじゃないですか。私はどっちかというと東北人気質のほうが好きですね」
と、鬼貫はまんざら外交辞令でなく言った。あの耳ざわりな、みにくい発音がいいというのではなしに、どうしようもない彼等の言葉と、それを恥じてかくそうとする彼等の劣等意識に、同情しないわけにいかなかったのである。