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[[松井今朝子]]

時代小説
大坂

//12 「も、も、茂吉」と吃りがちに答えた。
//46 八算《はっさん》にはほとほと参ってしまった。「二一天作五《にいちてんさくのご》、九引《くっちん》が三引《さっちん》、六引《ろっちん》が二引《にっちん》」という珍妙な唐語《からことば》でするわり算は、常に金銀銅貨の両替をしなくてはならない時代にあって、かけ算にまして欠かせないものである。
//64 「妙珍焼け」と称されたこの大火
//95 家質《かじち》
p.104 [[懐徳堂]] [[三宅石庵]]
p.107 懐徳堂 万年先生
//116 ひがいすなお娘《むす》
p.121 飢饉の翌年、大火直後に[[懐徳堂]]が発足した顰みに倣って、
p.125 あの[[懐徳堂]]のように
p.126 [[江戸訛り]]の強い武士
p.129 [[江戸訛り]]が上方者の耳には至って堅く響いた。
p.130 懐徳堂以前に江戸深川で会輔堂という学問所が幕府の認可を得ていたが、私学の認可はこの二校のみであり、
p.133  「人はだれしも三つの欲を抱えている。色の欲、名の欲、利の欲。この三つをすべて抑えるのは至って難しい」
 と、元助はかつて懐徳堂で万年先生に教わったものだ。
//136 驚くほど聞きづらい愚痴
p.136 いつぞや懐徳堂で聞いた紂王と妲己の話を想いだしていた。
//137 穂積以貫 大口恕軒
//140 この時代の大坂は人口調査の記録がどこよりも詳しく残されており、元文元年(一七三六)の総町人数は三十八万九千八百六十六人とある。
//167-8 謀書 謀書と謀判すなわち文書並びに印鑑偽造の罪はこの時代きわめて重いものとされ、
//201 円顔の男
//215 烏丸光栄卿
//219 万年先生に聞かされた
//242 気が動転して昔のどもる癖が甦った。
p.245 「よろしうござんす。わっちにまかしておきなせえ」/と、[[江戸訛り]]のかるがるしい声を
//251 舌打ちせんばかりの調子でいう
//255 掌で首をぽんぽんと軽く叩きながら、/「はてさて
//262 四手掛《よんてがか》りの一座で詮議に当たり、
//290 播州兵庫
//298 万年先生の話を想いだした。饅頭の数がいくら増えても人は貪る心をなくしたりはしない。いやむしろ増えれば増えるほど貪る心が強くなる。そして貪る心が世の中をまわせば人はやがて悪鬼と化し、互いに殺し合うようになると先生は説いた。

懐徳堂
三宅石庵
解説 粉川哲夫
//310 マルチメディアティック

[[関西弁]]会話あり

関西弁会話あり
参考文献
脇田修「懐徳堂とその人びと」


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