#author("2021-04-18T10:15:54+09:00","default:kuzan","kuzan") [[鮎川哲也]] 昭和39年初出 角川文庫(昭和50年)による //5 その後にはやった言葉でいってみれば一種の残酷物語でもあった //6 形容詞過多のあくどい文章 //20 不徳義漢 //23 星野新一 //24 呑み屋横丁 //25 ホンコンシャツ ホンコンズボン ホンコン帽 //26 料理は付録みたいなもんで、泡もりが本誌だ //27 献立表《ホーチユ》 p.27 和製英語みたいな名[…]ヒネルトジャーが水道で、ワルトアンデルが饅頭というあれである。 //29 ひと頃南京虫と呼ばれた小型の金時計 p.30 東京にでてから間もないとみえ、おくに言葉が恥かしいのだろうか、終始無言のままで働いている。 //32 舌太郎 馬鹿ッ話 //44 筆稿をしている様子 //48 青線区域 花園神社 //53 内妻 //59 あれを乳歩と読んだものがいました。牛乳の乳です //69 ドン・キホーテがサッカリンをなめたような楽天家 //69 電車をすてて //71 稿料 //73 唇をわって皓い歯をみせると //74 こともな気に //75 沈舜水、浅野洋 //79 韜晦趣味 //88 生き身で手術をしてもらった p.89 言葉に訛りがなかったから、わたしは東京近辺の生れだと思っていましたがね //93 ざるにしろタネものにしろ //93 手近の横道におれ //96 即席ラーメンやインスタントのマッシュポテトの袋がおいてある //99 しみったれた中串なんかではなくて p.108 風呂屋のことを湯屋と呼んだことに気をとられていたのだ。[…]「風呂に入る」というかわりに「油にいく」などといった。 //117 瘰癧のあとがあった p.119 廓言葉の目的としたものの一つは、娼婦の出身地をかくすためだったという。[…]「おいどんは薩摩の産でごわす」なんていわれたらどうだろう。あたかも西郷どんと同衾しているような[…] //121 盲目《めくら》さんがラジオの受信機の修理をやるように //122 拡開器 開口器とも呼んで //126 職業がらだけのことはある //133 活字づらにインクをはき[…]いわゆるゲラ刷り //136 肩上げのとれない小僧ッ子の彼 //141 ビリヤードを突かぬか //142 本格派のあれは「探偵小説」ではなくて「探偵綴り方」であるなどと旨いことをいう人もいて 悪文コンプレックスがペン先にまつわりついて p.143 いささかアクセントの怪しい標準語で //154 諸孃 //159 フェミニストを誇称する