第二十四集 2005年3月31日発行
[特集]近世語
小松寿雄「江戸東京語の敬語形式オ~ダ」
山内洋一郎「雅俗に遊ぶことばの世界―近世初期俳諧『大海集』の語彙―」
松井利彦「女中ことばの位相」
陳力衛「近世漢語の重層性について―対訳資料「唐音和解」(1716)を中心に―」
乾善彦「書簡用語集としての『世話早学文』の語彙」
佐藤貴裕「19世紀近世節用集における大型化傾向」
浅野敏彦「『扶氏経験遺訓』巻1から巻5の漢字とことば」
丸田博之「伯楽と博労」
今野真二「明治の中の近世―「準備」と「用意」とをめぐって―」
王敏東・許巍鐘「「扁桃腺」という言葉の成立について 付:関連語彙にも触れながら」
櫻井豪人「『改正増補蛮語箋』「火器」について―『海上砲術全書』との関係―」
竹内史郎「上代語における助詞トによる構文の諸相」
村田菜穂子「今昔物語集の形容動詞―語種からの分析を中心に―」
山本佐和子「キブイの意味」
藤田保幸「森鴎外初期言文一致体翻訳小説の本文改訂から見えてくるもの」
蜂矢真郷「『長塚節歌集』の形容詞」
小椋秀樹「「日本語話し言葉コーパス」の資料性―形態論情報を用いた分析から―」
岸本恵実「キリシタン版『羅葡日辞書』とその原典」