有精堂出版
1980
山口佳紀編
論集日本語研究

  〈音韻・アクセント〉
亀井孝「「あめつち」の誕生のはなし」
中田祝夫「土佐日記中の撥音の二種」
小松英雄「和訓に施された平声軽の声点――平安末期京都方言における下降調音節の確認――」
沼本克明「唐末上声全濁字の去声化を通じて見たる日本漢音の体系について」

  〈文字・表記〉
金田一春彦「金光明最勝王経音義に見える一種の万葉仮名遣について」
春日政治「片仮名交り文の起源について」
馬淵和夫「「平安かなづかい」について」

  〈語彙・語詞〉
犬塚旦「なまめかし考」
犬野晋「源氏物語の言葉」
滝沢貞夫「古今集の用語」
安達隆一「平安朝和文資料にみとめられる量語彙の体系について――語彙史研究への手掛りとして――」

  〈文法〉
塚原鉄雄「活用語に接続する助動詞〈なり〉の生態的研究――王朝仮名文学作品を資料として――」
北原保雄「〈終止なり〉と〈連体なり〉――その分布と構造的意味――」
森野宗明「中古における特殊な命令表現形式――儀式用語を中心にして――」
佐伯梅友「はさみこみ」

 〈訓読語・記録語〉
遠藤嘉基「「訓点資料」研究の歩み――霊異記の訓釈をめぐつて――」
築島裕「土佐日記と漢文訓読」
小林芳規「漢文訓読史上の一問題――再読字の成立について――」
山口佳紀「形容詞より見たる漢文訓読語と和文語の性格」
峰岸明「平安時代記録資料における「而」字の用法について――記録語研究の一方法――」

 〈文章・文体、言語生活〉
阪倉篤義「歌物語の文章――「なむ」の係り結びをめぐって――」
池上禎造「中古文と接続詞」
神谷かをる「平安時代言語生活からみた歌と物語」

解説        山口佳紀
中古語研究参考文献 山口佳紀
執筆者一覧


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 10:03:53