『講座日本語の語彙』
佐藤喜代治 明治書院 昭和56
『講座日本語の語彙4』
中世語彙の概説 蜂谷清人
一 時代の概観と語彙研究の視点
二 中世の語彙と資料
三 表現様式と語の選択の意識
四 漢語(一)
五 漢語(二)
六 和語「背負ふ」の一類
七 位相語
軍記物語の語彙 西田直敏
一 はじめに
二 異なり語数・延べ語数・使用頻度数と品詞別組成
三 語種別組成
四 基幹語彙
五 位相語
六 史的・比較的考察
七 軍記物語の形容語彙
八 おわりに
説話文学の語彙 桜井光昭
一 はじめに
二 歌語との関連
三 中世文語「侍り」その他
四 漢語サ変を通じての比較
法語の語彙ー『正法眼蔵随聞記』の四字漢語を中心に 水野弥穂子
一 四字漢語構成上の特徴
二 四字漢語の出現度
三 『歎異抄』『一遍上人語録』『和上御教誠等打聞集』との比較
四 結語
記録・文書の語彙 遠藤好英
一 はじめに
二 記録・文書の語彙の特色
三 畳語の形の和製漢語
四 おわりに
和歌・連歌の語彙 佐藤宣男
一 歌語意識
二 枕詞・掛詞・縁語
三 和歌独特のことば・和歌に忌避されることば
四 連歌の用語
歌謡の語彙 山内洋一郎
一 今様から小歌へ
二 ただ狂へ──鮮烈な小歌のことば
三 人・身・思ふ──最も多いことば
四 君・逢ふ・名──小歌らしいことば
五 花うつぼやさし──雅語と俗語
六 春風細軟──小歌の漢語
随筆の語彙-徒然草 青木伶子
一 はじめに
二 副詞
三 サマ名詞とモノ名詞
四 形容詞語幹から所謂形容動詞語幹へ──接尾辞「げ」の問題
五 心情形容詞
六 まとめ
御伽草子の語彙 松本宙
一 はじめに
二 漢語
三 俗語
四 人代名詞
五 むすび(付「こぶ」について)
抄物の語彙 柳田征司
一 はじめに
二 抄物語彙の種々相
三 語構成から見た抄物の語彙
四 語義から見た抄物の語彙
五 おわりに
狂言の語彙 安田章
一 台本における整備の問題
二 加工と虚構と
三 基本語彙
四 叙述語への接近
五 おわりに
キリシタン資料の語彙 福島邦道
一 研究史をたどる
二 索引類の活用
三 漢語の使用度数
中国・朝鮮資料の語彙 大友信一
一 中世の中国・朝鮮資料
二 中国資料の語彙
三 朝鮮資料の語彙
四 中国・朝鮮資料の語彙の特徴
武芸書・諸芸書の語彙 島田勇雄
一 対象の範囲
二 若干の語彙の特殊性
三 語彙体系
四 文献的方法i伝授物ということ
五 語彙体系表
往来物の語彙-敬語語彙を中心に 佐藤武義
一 研究史
二 往来物の頭語・結語の敬語語彙
三 往来物の発信者・受信者の関係と結語の敬語語彙
四 往来物の尊敬語彙
五 往来物の謙譲語彙
六 往来物の丁寧語彙