中世語研究の背景 福島邦道 1-11
正と誤との相関 安田章 11-22
生キテノ用ハ―抄物の反映することばと実相 小林千草 22-39
「ただ・なほ・など・いとど」―魂を入るべきてにをはをめぐって 佐田智明 40-51
『手爾葉大概抄・手爾葉大概抄之抄』を読む―その構文論的意識について 糸井通浩 52-63
中世末期における東国方言の位相―『鼠の草子絵巻』の絵詞をめぐって 出雲朝子 64-75
中世語法より見た『発心集』―国語資料としての性格 坂詰力治 76-88
写本『ぎやどぺかどる』下巻について―語詞「罪」「とが」の用例よりみる書写態度 小島幸枝 88-99
中世語における助動詞の意味 山口明穂 100-109