Ⅰ
濱口博章「『玉葉和歌集』の撰集と『萬代和歌集』との関係」
宮岡薫「『続日本紀』童謡と「識者以為」の表現」
小谷博泰「『万葉集』の表記と初期木簡―柿本人麻呂歌集の筆録をめぐって―」
青木真知子「和泉式部の和歌」
岩井宏子「『古今集』の歌「天の川紅葉を橋にわたせばや」をめぐって」
米山敬子「「宮人」考―和舞から宮廷御神楽へ―」
新間一美「源氏物語の歴史性について―天武天皇・額田王像の投影―」
源義春「『平家物語』における童子考」
北川秋雄「佐多稲子「たけくらべ」論資料について」
Ⅱ
清瀬義三郎則府「上代語「加行延言」又は「久語法」の本質」
丸田博之「「博勞」という語について」
木川行央「関西方言における「のだ・のです」に該当する表現をめぐって」
蓮沼昭子「談話における「けっこう」について」
山崎恵「言語教育としての日本語教育と国語教育」
山田幸宏「身体と認識―イトバヤット語の場合―」
Ⅲ
高阪薫「心の環境問題から見た『枕草子』」
真継伸彦「『歎異抄』の宿業観―十三条を中心に―」
古藤友子「『五行大義』にみる式占の神々」
神保全孝「「生者の奢り」の時代―「一字に千理を含み……」―」
高橋健「『笑話の倫理』―グリムのメールヒェン集に於ける笑話の精神性について―」
平野栄久「ポスト・モダン論とわたし」