研究資料日本文法 第6巻
目 次
1 助動詞の分類 竹内美智子
一 はじめに
資料および対象の限定
助動詞の位置づけ
助動詞の範囲
二 助動詞の分類
助動詞研究の趨勢
これまでの助動詞の分類
三 接続による分類の検討
助動詞はどんな活用にでも接続するのか
助動詞の接続する活用形
四 まとめ
2 近代以降の助動詞研究 白藤禮幸
はじめに
一 主要な文法論における助動詞
大槻文彦
山田孝雄
松下大三郎
橋本進吉
松尾捨次郎
時枝誠記
補説
二 助動詞研究書について
『助動詞の研究』
『現代語の助詞・助動詞──用例と実例──』
『現代語助動詞の史的研究』
『上代語助動詞の史的研究』
『国語助動詞の研究──体系と歴史──』
『日本語助動詞の研究』
『助詞助動詞詳説』
三 個別的研究
3 助動詞の諸問題 小松光三
一 定義の問題
二 意味の問題
三 接続の問題
四 承接の問題
五 結語
4 方言の助動詞」 真田信治
はじめに
一 断定
二 打消
三 過去・完了
四 推量
五 意志・勧誘
六 伝聞・様態
七 比況
八 希望
九 使役
一〇 受身
一一 可能・自然可能
一二 尊敬・丁寧
5 助辞研究史 根来司
一 助辞(てにをは)研究史の方法
二 富士谷成章、本居宣長以前のてにをは研究
三 富士谷成章のてにをは研究
四 本居宣長のてにをは研究
五 東条義門のてにをは研究
6 西洋文典と助辞 古田啓
一 はじめに
二 第I期の研究
概観
ロドリゲスの研究
ロドリゲス以降
三 第II期の研究
概観
ホフマンの研究
ホフマン以降
四 第III期の研究
概観
アストンの研究
チェンバレンの〈後置詞〉
アストン・チェンバレンの態度
五 まとめ
7 文法教育における助動詞 小林國雄
はじめに
一 中学校の学習指導要領・指導資料における取扱い
二 中学校の国語教科書における取扱い
三 中学校における口語助動詞の取扱いに関する諸説
四 中学校の国語教科書における文語助動詞の取扱い
五 中学校における文語助動詞の取扱いに関する諸説
六 高等学校の学習指導要領・解説書における取扱い
七 高等学校「国語1」における助動詞の取扱い
八 高等学校「国語II」における助動詞の取扱い
九 高等学校における口語助動詞の取扱いに関する諸説
一〇 高等学校における文語助動詞の取扱いに関する諸説
一一 助動詞指導のありかたー文語の助動詞を中心に
8 日本語教育と助辞 川瀬生郎
一 日本語教育における助辞の扱い方
二 文型と助辞
三 格助詞の扱い方
四 助詞「は」と「が」について
五 助動詞の扱い方
六 おわりに
資料I 近世以前の助辞研究書抄(続) 〔飯田晴巳〕
春樹顕秘増抄(抄)
連理秘抄(抄)
てにをは紐鏡(全)
詞の玉緒(抄)
資料II 助辞関係研究文献一覧(続) 〔飯田晴巳〕