會員川合孝太郎氏は三月十二日東京谷中の自宅に病歿。氏は説文學の大家で、官途になかったので世人にはあまり知られなかったが、學識を重んずる支那學者の間では尊ばれてゐた人である。
書誌学14-4(1940年)