帚木蓬生
時代小説(古代)

土地の訛りのある言葉が、吐息とともに国人の耳にはいった。

「訛りからして西の方から来ているな」

答えた国人の訛りに気づいたのだろう。日狭女はどちらの国から来たのか訊いた。

国人がすべて理解できる土地訛りで話してくれた。


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 08:46:32