斯波四郎

芥川賞全集6

車内は国なまりの話声がゆきかい、群鳥の森にいるようだ。山国らしい頑固な気配をひしひしとおぽえる。抑揚にひめられた堅いひびきにまで忘れていた故里の匂いがある。


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Last-modified: 2024-02-19 (月) 10:21:41