昭和五十五年八月二十日 初版発行
明治書院
根来司
はしがき
序編 現代のてにをは研究
第一章 時枝誠記博士の卒業論文
一 私の卒業論文
二 卒業論文における手爾波観念
三 講座本国語学史と単行本国語学史
第二章 山田孝雄橋本進吉両博士の国語学史
一 山田孝雄博士の国語学史要国語学史
二 橋本進吉博士の国語学史概説講義ノート
三 山田橋本両博士の国語学史補遺
第三章 国語学大系手爾波
一 手爾乎波研究古典集
二 国語学大系全廿四巻予約刊行内容見本
三 国語学大系手爾波
前編 手爾葉大概抄からてには網引綱まで
第一章 手爾葉大概抄
一 手爾葉大概抄と手爾葉大概抄之抄
二 手爾葉大概抄の成立
三 手爾葉大概抄と時枝誠記博士
第二章 手耳葉口伝
一 姉小路式
二 手耳葉口伝
三 手耳葉口伝の作者
第三章 天仁遠波十三ケ条口伝
一 姉小路式の作者
二 天仁遠波十三ケ条口伝
三 姉小路式の相伝
第四章 歌道秘蔵録
一 稀覯刊本歌道秘蔵録
二 刊本歌道秘蔵録の錯簡
三 刊本てには秘伝抄
第五章 春樹顕秘抄
一 春樹顕秘抄の作者
二 春樹顕秘抄と春樹顕秘増抄
三 和歌八重垣
第六章 一歩
一 一歩
二 疑と治定
三 一歩と橋本進吉博士
第七章 氐邇乎波義慣鈔
一 氐邇乎波義慣鈔序
二 氐邇乎波義慣鈔
三 古今集和歌助辞分類
第八章 てには網引綱
一 てには網引綱序
二 てには網引綱
三 蜘のすがき
後編 姉小路式を主に
第一章 姉小路式研究の目的
第二章 姉小路式の諸本
一 第一類諸本姉小路式の原形と思われる本
二 第二類諸本姉小路式の完成した形を持つ本
三 第三類諸本姉小路式をもとにした略本
四 第四類諸本歌道秘蔵録と呼ばれる本
五 第五類諸本姉小路式の増補訂正本
六 第六類諸本姉小路式の増補雑体本
第三章 姉小路式の諸本の系統的関係
第四章 姉小路式の作者名称及び相伝と春樹顕秘抄の相伝
一 姉小路式の作者
二 姉小路式の名称
三 姉小路式の相伝
四 春樹顕秘抄の相伝
第五章 再び姉小路式の諸本と系統
一 再び姉小路式の諸本
二 再び姉小路式の諸本と系統
あとがき
一 私の卒業論文
二 幻の手耳葉口伝
三 てにをは秘伝書の影印
索引