永山勇
『仮名づかい』
笠間選書
昭和52.2
はしがき
一 序説ー音韻と仮名ー
仮名づかいの意義
仮名づかいの種類
音声と音韻
仮名と音韻
仮名文字
二 仮名づかいの歴史
仮名づかい説誕生の背景
1 特殊仮名づかいの混乱と崩壊
2 は行転呼音
3 オ・ヲ、イ・ヰ、エ・ヱの混同
仮名づかい説の歴史とその研究
1 『下官集』と『仮名文字遣』
2 契沖の仮名づかい説と『古言梯』
3 『仮字遣奥山路』と『古言衣延弁』
4 定家・契沖流以外の仮名づかい説
5 明治以後の仮名づかい研究
三「現代かなづかい」の成立
仮名づかいの改定論
1 仮名づかい改定論の由来ときざし
2 仮名づかい改定論の実際
棒引き仮名づかい(明治時代)
臨時国語調査会案(大正時代──昭和初期)
国語審議会の新字音仮名遣表(昭和中期)
現代かなづかいの制定
1 「現代かなづかい」の実際
2 「現代かなづかい」の問題点
四 かなづかいの現状と現代かなづかいの修正
仮名づかいの現状
「現代かなづかい」の修正
資 料
「現代かなづかい」の要点