白石大二
――「国語史」のあり方をさぐる
秀英出版 新書判
昭和41.5.1
声とことば
声と意味
応答のことば
人間・世界に関する表現
「紳士」の系譜
「世間」「世の中」の系譜
「来世」の系譜
語句成立の型
「顔役」「兄でし負け」「兄まさり」
「この間」「おほかた」
「~ぐ」「~がる」
助詞「を」の使い方とその根拠
参議院選挙をたたかう――語義と格支配
青春を生きる
一語となった「しれは」「それを」
文型の移り変わり
格助詞「の」をめぐって
動詞を支配する格助詞
特殊な接尾語・名詞をめぐって
動詞から派生した助動詞――「みたいだ」
現代語と違う修飾語の言い方
動詞「す」の多義性をさぐる
現代語の場合
古語の場合
漢語の言い方
口さびしい
よしなしごと
語義と口語訳
「つれづれなり」「よしなしごと」「物狂ほし」の関係
表現の素姓
「江戸は神田の生まれ」
「日の入る夕」
「つれづれなるままに」
発想の伝統と表現の継承――『つれづれ草』と『かげろふ日記』との場合