1980.11.15 筑摩書房
一九七九年の三月から約一年間、『言語生活』に連載した「磬咳随筆」を単行本化したもの。
はしがき
一 ソロバンからペンへ
二 修養団と無敵海軍
三 敗戦直後に出会った人びと
四 田辺元博士『哲学入門』の誕生
五 なくて七くせ言葉ぐせ
六 背中の刀痕
七 活字にならなかった話
八 忘れえぬ作家たち (花田清輝・田中英光・徳間康快・大西巨人・中島健蔵・中野重治)
九 忘れえぬ作家たち (早川清・武田泰淳・椎名麟三)
一〇 松本清張氏との出会い
一一 影武者九年
一二 影武者九年
一三 楽屋の鴈治郎丈 (中村鴈治郎)
一四 私邸の歌右衛門丈 (中村歌右衛門)
一五 江戸言葉との格闘 (『桂文楽全集』)
一六 動機善にして結果悪なり
あとがき