築山桂 時代小説
「お客さん、どちらからどす? 言葉は江戸の方みたいやけど」 「大坂です。今ご奉公させていただいている方が、関東の方なもので」 お屋敷の方々の話し方がうっったのでしょう、と笑うと、
ポプラ文庫 東えりかの解説に引く著者のことば
関西弁のキャラクターには、「三枚目」「商売第一」「庶民的」「そうでなければ、やくざ」といった定型のイメージが強いもので、そうでない、「大坂言葉だけど正統派のヒーロー」を活躍させたくて「弓月」のキャラを作りました