新潮日本文学大辞典 小寺融吉

!--練供養伊州佛教厨名】「迎接曾
「二十五菩薩來迎魯}面かぶり」【解説】念佛
行者の臨終の時に、聖衆来迎してこれを浄土
に導いた事のさまを摸倣する一種の演劇的佛
事であゑ娑婆に擬した堂宇と、西方浄土に
擬した堂宇との問に、來迎橋と呼ぶ橋を架け
渡し、こり上を音楽につれて二+五菩薩に扮
した者が練り歩き、念佛行者に象られた木像
が輿に乗せられて後に続く。大體からいふ形
式であるが、寺々に依り多少の相違もある。
【沿革】この偽事は、恵心僧都の始めたものと
僻へられるが、僧都は寧ろ中興の湖で、…段
と古い儀式がかやうた意味の目的のために改
められ、最初り菩薩練道の原始宗教的意味は
忘れられたものと見るべきである。今は大和
の堂廊専・久米寺・矢田寺、大阪り大念佛寺、
東京の九品佛、信州平原の+念書等に行はれ
てゐる。
【参考】奥津九品佛の來迎曾に詣でて北野博美
 (民俗夢術一ノJO大阪大念佛詳の來迎曾永
 門衛吉(同上一ノ五)        . 〔小寺〕

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Last-modified: 2022-08-07 (日) 23:43:36