舟橋聖一
1962年

講談社文芸文庫による

p.115 「京都訛り、お上手どすな」「ホホホ。インスタントや……この頃はやりのな」
p.117 「おどろいた。つウちゃん、いつ、覚えたの、京都弁を──」[…]「僕なんぞ、京都へ来て二年になるけど、ごめんやす、と、大きに、しか覚えないンです……」[…]「京都においでるうちは、京都弁お上手やしても、東京へ帰らはると、みなはん、すぐ忘れてしまう云うておいでやすな」


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Last-modified: 2022-08-07 (日) 23:43:20