神尾可三

田中俊校閲」と題簽に
明治十四年四月二日版権免許
同十八年十月廿六日求板
上下二巻

三階本


此書は上段に作文の熟字熟語を集め各仮名を附し索引の為し易き様、画数を以て順序、……
中段は新選の論説序跋等を集め傍訓を附し、論文抔作らんとせば先づ此書を一覧して而して作らば奇説自から胸中に出で自筆たること速やかなり
下段も亦然り


刑法治罪法を読む
司馬温公破瓮の説
西郷隆盛論
人は何を以て万物の霊と云ふや
源義経論
男女同権論
盲人蛇を恐れざる説
飲食の説
光陰を惜む説
武田信玄論
事は勉強にある説
艱難は人を富貴にする基礎
学問の功用
竹の説
自由教育は行ふべからざる所以を論ず
事業勉励よりの説
奢侈を禁ずべき説
惰生を戒むる説
演説会
師弟親密ならざる可からざるを論ず
東京に留学する人に寄する書
書を読むは何の為なるを認むる文
洋船の図に題す*1

拝楠公画像記す
夢に軽気球に乗るの記
操山に遊ぶの記
猿島仇討の記
観蛍の記
月瀬景況の記
観雪の記
相撲記
菊を観るの記
雨中花を見る記
蛙を見る記
蜘蛛を見る記
納涼の記

桃谷に遊ぶ記
某山に遊ぶ記
秋日散歩の記
某楼に遊ぶ記
金華山に登るの記
遊吐月峯記
野景を記す
域西遊記の序
桃花園の記
越谷桃花の記
遯窩の記
漢弁に遊ぶ記
梅谿に遊ぶ記
南品に遊ぶ記

西村義民

作文必要/記事論説文例
明治十三年二月十四日版権免許
仝二十一年五月求板


*1 該章は拙堂先生の作る処、実に作文者の亀鑑ともなるべきが故に訳して是に載すと云爾

トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2023-06-29 (木) 09:11:57