金田一春彦 講談社現代新書410、
昭和五〇年一〇月二〇日第一刷発行
前口上
1 言うな、語るな
l くちなしの名花 13
2 今さら断り申さぬなり 16
3 世の中は左様然らば 18
4 話はヘタな方が 21
2 つとめて短く
l 一声千両一字千金
2 一言で知る人の心
3 長編物は苦手 32
4 衰えぬ和歌・俳句
5 どうもどうも 38
6 おれはウナギだ 41
7 多い約束事 44
8 山路を分けて清見潟 46
3 日本人は言葉をこう見る
l 言葉がこわい 50
2 御名御璽とは54
3 問われて名乗るもおこがましいが 57
4 天皇だけは別格 60
5 相撲の神様・野球の神様 63
6 バカが最低の悪口とは66
7 相当なもんじゃ 71
8 いずれ相談いたしまして 74
9 一旦約束したからには
4 日本人も話好き 81
1 話に花が咲く8
2 話題の狭さ 7
3 井戸端会議 89
4 私小説の基盤 82
5 身の上話は楽し 9
6 当意即妙
7 物に寄せて思いを陳ぷ
5 話すべし、書くベし
l 長いもの・あいさつ
2 どちらへおでかけで
3 手本は二宮金次郎
4 聞くも涙、かたるも涙の物語
5 何事も教えの道
6 いわく因縁故事来歴17
6 日本人の論理と規範
1 討論に弱い英雄2
2 論理にならない論理1
3 逢いに来たのに
4 男が立たぬ
5 たよるベきは先例
6 シヨーペンハウエル わく
7 非合理まかり通る
7 なるべく穏やかに
l なんでも賛成です
2 ちがってもハイ 4
3 顔で笑って心で泣いて 14
4 自慢高慢バカのうち
5 みんなわたしが悪いんです
6 あやまりさえすれば
7 眼目は最後に
8 はじめは処女のごとく 6
81間接表現を喜ぷ
l こちらは田中ですけれども
2 山鳥の尾のしだり尾の
3 とか言っちゃって 1
4 もってまわった言いまわし
5 ポケットヘ入りますか
6 服装で人を描く 1
7 田植えをして立ち去る柳
9ー難解表現をいとわぬ
I 論語よみの論語知らず
2 わからぬところがありがたく 9
3 いやだわ
4 なにがなにしてなんとやら 0
5 おお、忠臣の墓石よ 04
6 あちらヘプラリ、こちらヘブラリ
10 勘にたよって
I なんでもわかってしまう
2 無言の了解
3 間の芸術
4 お母さんによろしく
5 イエスマン アジア人
11 こだわりは水に
1 消極的なポーズ
2 テレ隠しの技術
3 英訳不可能の語彙
4 のびのびと話そう
あとがき